今年14つ目のIPO案件は再びジャスダック上場の
事業内容がややこしいFPGです。
本来なら事業内容が分かりにくいのは期待感から人気になりそうですが、
第3者公募増資の件や、内容が金融系で不信感も高いですね。

公開日  9/7
BB期間   8/19- 8/25
公募価格決定   8/17
申込期間   8/30-9/2

 幹事証券会社リスト  割当率   株数 
 野村證券  80.04  180,900
 日興コーディアル証券  6.99  15,800
 みずほインベスターズ証券  6.99  15,800
 極東証券  1.99  4,500
 SBI証券  1.99  4,500
 SMBCフレンド証券  1.99  4,500
 (野村ジョイ証券)

仮条件は、想定価格3,950円に対し、
3,300-3,950と上限が想定価格となっています。
かなり下限を下げました。公募価格がいくらで決まるかも注目です。

今年よりBBスタンスを書くときに。
具体的に5つの項目で5段階評価で点数付けしてみます。
(あくまでも私の思い込みなので、参考程度に見てくださいね。)



1.注目度…全般的なIPOとしての注目
IPOの地合がかなり冷え切っている中久々の上場となりますが、
どうも事業が分かりにくい銘柄です。普段であればプラスに働きますが、
今の地合だとよっぽどの銘柄でないと厳しいです。
ちなみにT社さんの注目度がAとなっているのは気になります。

評価としては2にします。

2.割安性…PER,PBRなど財務情報、価格設定から
2009.09期ではEPSは99円に留まり、3950円で計算すると
約40倍のPERと恐ろしい数値になる。
2010年、9月期の予想EPSは365円をもくろんでいて
それでも10.8倍程度だ。

1年前は600円。この価格は非常に高い。

評価は1とします。

3.規模…吸収金額と市場、売り圧力関係
吸収金額は約10.3億(想定価格ベースOA分含む)、上場市場はジャスダック。
数も公募、売り出し合わせて26万株ほどとなります。
普通サイズですが、やや公募価格が高く危険な香りがします。

ロックアップはしっかり掛かっているみたいです。

なんとなくジャスダック不安で評価は2とします。

4.業種…人気化しそうな業種か?魅力があるかなど
業種としては金融先物業、業務体系はややこしく
節税対策の手数料が主な収入源です。

普通なら、変わった業種は好まれますが、金融業というのが

引っかかります。

この分野では、評価は2にしておきます。

5.評価…総合的評価や特記的事項を含める

IPO地合の冷え込みを打破するには、ちょっと厳しい銘柄というのが
多くの意見です。私もこの銘柄を普通に欲しいとは思えず
今回は様子見の方が増えそうです。

結果的には当たりやすくなりそうですね。

総合的評価は1としました。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはD評価です。

今回は様子見に徹しようと思います。
上場日にこの銘柄が頑張っても悔いはないです。

幹事団にSBIが含まれてますね。ポイント稼ぎは可能かもしれません。