本日、3銘柄の初値が付きましたのでレポートします。
アークンは予想通り2日目、来週への持ち越しとなりました。

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状況としては2倍以上の買い越しで最終気配3,130円を迎えています。さらに高いところで初値が予想されます。

それでは2日目のミズホメディーから見てきましょう。

初値売りで約17.2万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!

【2015088】ミズホメディー(4595)のIPO情報

【4595】ミズホメディー(公募価格1,100円)

4595  
初値:2,822円(公募比: +1,722円/+156.5%)
高値:3,200円
安値:2,330円
終値:2,480円
出来高:854,700株(公募売出総計:326,000株)

インフル・妊娠検査薬のミズホメディー、初値2.6倍-上場2日目成立

(ブルームバーグ):インフルエンザウイルスキットや妊娠・排卵日検査薬など、体外診断用医薬品メーカーのミズホメディーが上場2日目の18日午前、公開価格の1100円に対し2.6倍となる2822円でようやく初値を形成した。その後は3200円まで上昇。同社は17日にジャスダック市場に新規株式公開(IPO)し、初日を買い気配のまま終えていた。

同社は1977年11月の設立で、佐賀県鳥栖市に本社を置く。医家向け体外診断用医薬品の開発・製造・販売など診断薬事業、薬局・薬店(OTC)向け検査薬などライフケア事業、植物のウイルス検出試薬などアグリ事業を手掛け、医家向け製品ではインフルエンザウイルス抗原検出試薬、アデノウイルス抗原検出試薬、便潜血検査試薬などを提供。一般向け製品では、妊娠検査薬「Pーチェック・S」などがある。上場に際し公募21万7500株、オーバーアロットメントを含む売り出し15万7400株を実施。主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券。

2015年12月期の業績計画は、売上高が前期比3%増の41億500万円、営業利益は31%減の3億2000万円、1株利益は96.49円、1株配当は27円を見込む。公開価格ベースの予想PERは11.4倍。売上高の約5割を占めるインフルエンザ検査薬を中心に病院・開業医分野が伸びた半面、OTC分野で排卵日検査薬が減収、採算面では人件費や研究開発費の増加などが響く。

私の思惑以上に初値は高騰しました。しかしながら一旦は3000円を超えて需給での売り枯れを狙う状況でしたが、崩れだすとズルズルと下げだし、引けでは初値よりも低い位置で終えています。

ややマイナーな銘柄ですので、高すぎる株価の場合は是正されていきそうですね。

ピタリ賞はなんと出ませんでした。ニアピン賞もなしです。

読者予想の平均値よりもずいぶん高い初値でしたね。ただ2800円台の予想も見られIPOの初値好調の気配を上手に感じ取っている人も多いです。


続いて、フリュー。

初値売りで約2千円のプラスです。微妙ですね。手数料でプラマイゼロあたりです。

【2015090】フリュー(6238)のIPO情報

【6238】フリュー(公募価格3,200円)

6238 
初値:3,220円(公募比: +20円/+0.6%)
高値:3,320円
安値:2,950円
終値:2,972円
出来高:1,496,300株(公募売出総計:1,464,000株)

プリントシール機のフリューが上場、初値0.6%高-ガールズ専門店も

(ブルームバーグ):プリントシール機の開発・製造・販売などを手掛けるフリューが18日、東証1部市場に新規株式公開(IPO)した。公開価格の3200円に対し、0.6%高の3220円で初値を形成した。

同社のプリントシール機事業では、アミューズメント施設への「プリ機」の展開に加え、女子高生や女子大生など若年女性層向けに最新機をそろえたプリ機専門店「girls mignon(ガールズミニヨン)」を運営し、利用者の拡大を図っている。15日発表のリリースによると、来年4月に人気モデルの藤田ニコルをイメージモデルに起用したバージョンアップ機「cheek(チーク)」を投入予定。このほか、プリ機連動のインターネットサービス「ピクトリンク」の運営、クレーンゲームやキャラクターくじ向け景品やスマートフォンゲームの開発、販売も行う。

上場に際し公募73万2000株、オーバーアロットメントを含む売り出し95万1600株を実施。主幹事は野村証券。2016年3月期の連結業績計画は、売上高が前期比0.7%増の241億円、営業利益は10%増の33億4300万円、1株利益は242.71円。公開価格ベースの予想PERは13.2倍。上期にキャラクターくじ「みんなのくじ」向け景品が伸長、ゲーム事業の増収や有料会員数増加に伴う「ピクトリンク」の堅調を見込む半面、プリ機事業は減収を想定している。

かなり微妙な銘柄みたいだったようですね。初日で引受価格2,976円あたりを抵抗線にウロウロしています。仮条件の引き下げから、弱気感が取れましたが、後の株価に参考になりそうです。

とりあえず初値は公募割れを免れた程度の結果でした。

フリューもピタリ賞は出ませんでした。ニアピン賞もなしです。

公募同値あたりの予想は多かったですが、案外ピタリ賞はでませんでした。3,220円ならあるかと思ったんですがね。


最後にアートグリーン。

初値売りで約1.9万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!

【2015095】アートグリーン(3419)のIPO情報

【3419】アートグリーン(公募価格420円)

3419 
初値:614円(公募比: +194円/+46.2%)
高値:664円
安値:514円
終値:526円
出来高:393,500株(公募売出総計:200,000株)

胡蝶蘭のアートグリーンがセントレックス上場、初値46%高-生花など

(ブルームバーグ):胡蝶蘭や洋蘭など生花、種苗の生産・販売、切り花の輸入卸を手掛けるアートグリーンが18日、名古屋証券取引所セントレックス市場に新規株式公開(IPO)した。公開価格の420円に対し買い気配で始まった後、午前10時30分に形成された初値は46%高の614円だった。

同社は1991年12月の設立で、東京都港区に本社を置く。胡蝶蘭の生産・卸売事業では鉢物・切り花の卸売や台湾で生産した開花株の販売、沖縄支社で生産したフラスコ苗の販売などを展開。結婚式場の生花全般を扱うブライダル企画、総合園芸コンサルタント、園芸資材の販売なども行う。

2016年10月期業績計画は、売上高が前の期に比べ7.4%増の18億1215万円、営業利益は46%増の8659万円、1株利益は47.65円。公開価格ベースのPERは8.8倍。法人贈答用の胡蝶蘭が堅調に推移、胡蝶蘭苗販売先の生産拡大も計画されている。上場に際し、公募20万株、オーバーアロットメントによる売り出し3万株を実施。主幹事はエイチ・エス証券。

初値で1~2万ぐらいのプラスと思っていたので、2万に近いところだったので公募組はラッキーでしたね。しかしながら初日はほぼ右肩下がりで値を下げました。

再び軽さが注目されるまで眠れる銘柄になるのでしょうか?

アートグリーンではニアピン賞が出ました!

ブラウン様の610円がニアピン賞になります。翌年になりますがアマゾンギフト券を送らせていただきます。


それにしても今日値がついた銘柄はどれも右肩下がりのチャートを形成しました。やや初値が高すぎるように見えますので、来週の微妙銘柄あたりでは初値が怪しくなってきている銘柄もありそうです。

ケイアイスター不動産あたりは結構当選者もいますし、私も微妙銘柄評価しているので初値は公募同値あたりの厳しい結果になりそうな雰囲気が出てきました。

【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに

初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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まもなく今年も終わりそうです。そろそろ税金の調整など、色々考えて取引を忘れないようにしておきたいですね。

IPO初値予想、読者予想の結果と投票所