これが出るってことはとりあえず制度は拡充されそうです。個人的にはやはり5年という期間は短すぎるし、使えないと感じる人が多くなると思います。

政府は今年1月から始まった個人向けの投資優遇策である少額投資非課税制度(NISA)を拡充する方針だ。現在年100万円にとどまる非課税枠を200万円以上に拡大したり、税金がかからない期間を延長したりする案が浮上している。2016年にも実施する。1600兆円を超す家計の金融資産を株式市場に呼び込み、日本経済の成長力を押し上げる。

 

政府が6月にまとめる経済財政運営と改革の基本方針に明記する。中長期的な成長マネーの供給を増やす方策として「NISAの拡充」を打ち出す。

 

 

拡充は年100万円の非課税枠を200万~300万円程度に広げる案が出ている。

 

政府内では、非課税枠を一気に増やす案と、利用状況を見ながら数十万円ずつ段階的に増やしていく案がそれぞれ検討されている。

 

日本が制度導入の参考にした英国も今年7月、非課税枠を1.5万ポンド(約250万円)に引き上げる。枠を広げれば、分散投資を進めやすくなり、個人がより安定的に資産を増やしやすくなる。

 

投資から5年間に限っている非課税期間を延ばす案もある。現在の制度だと、非課税期間が終わる直前に株式などを売却し、売却益をいったん確保しようとする動きが強まるとみられる。長期投資を促すためにも、10年程度に非課税期間を延ばすべきだとの声が多い。

 

日証協は制度の恒久化を税制要望などの場で求めてきた。個人投資家の中長期的な資産形成を後押しするというNISAの目的からすると、非課税期間が最長で5年に限られる現状は中途半端とみるためだ。

英国では18歳未満の子供のために親が子供名義で長期間資産形成する制度がある。こうした「ジュニアNISA」の導入も求めている。

 

日証協の調査では、3月末時点でNISA口座を開いた個人の大半は中高年層。60歳代以上が約61%を占めた一方、20歳代は約3%、30歳代は約8%にとどまった。「投資未経験者の割合が1割強というのは低い」(稲野和利会長)とみており、投資家の裾野を拡大するためにも制度の拡充が必要と訴える。(日本経済新聞)

60歳以上の方が60%以上というのは個人的には驚きです。とりあえず手持ちの口座でキャンペーンがあるのでと薦められて作った方が多いのかもしれません。

以前、銀行の窓口でパンフレット片手に薦められるがままに口座を作ってそうな人をたくさん見ました。結局NISAの国の方針としてはお年寄りの貯蓄資金を引き出すことが目的だと思うので、期限が短かったりするんでしょうね。

個人的にはジュニアNISAなんかは面白いと思います。子供のためならお金出すよという親はやはり多いですからね。

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年間200万~300万の投資枠というのは皆さんどう思いますか?今は分かりませんが年収200万時代と言われているのに枠上げても厳しい気がするのですが…個人にもっとIPO回すなら使えますが(笑)

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