11月のIPOエフオーアイの銘柄考察をしてみました。
今後、この程度の考察はしたいと思います。

こちらのページも随時更新いたします。

マザーズに新規承認!半導体関連【FOI-エフオーアイ】
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1.事業内容と経営環境
エフオーアイの事業内容は半導体関連とどちらかというと現在厳しい業界です。
しかし1994年設立で、企業内容は半導体製造装置の製品開発、製造、販売
という事ですが、プラズマ技術を応用した装置やシリコンウェハ用
絶縁膜エッチング装置等を研究・開発とニッチで必要とされる分野。
年間平均20%以上の高い成長率で、半導体の中ではイケイケの企業だと感じます。

そういう意味で、赤字ベンチャーなどと比べると安心感を感じます。

2.割安性
想定価格850、09/03期の単体ベースの計算で、
PERは26倍程度、PBRが約1倍です。
PERからはあまり割安性は感じられませんが、PBRからは妥当です。

まだ若く成長している企業ですので、多少は多めに見れるかもしれません。

3.先の見通しと人気度
半導体という目で見ると、大化けは少し考えにくいです。
というわけで、IPOのなかでも人気の低い業種でしょう。
事業もニッチで必要とされる分野ですが、目新しさは感じません。

堅いといったイメージでしょうか?

4.資金使用使途
研究開発、借入金返済、運転資金に充当ということで、
大きく悪い姿勢の部分はありませんね。

5.吸収金額と地合い
吸収金額は想定価格ベースで68.8億と今年最大級です。
OA込みだと79億円となります。
上場市場がマザーズであることも考えて、荷もたれ感を感じます。

発行株数が多く、個人にも多く出回って早く手放されると
あまり上昇は見込めないと思います。
地合いに関してはIPO地合いは回復してきていますが、
吸収金額をこなす量があるかは疑問です。

前のIPOより1ヶ月の間が空くので、注目度は高くなり
ひょっとすると心配するようなこと無いかもしれません。

6.ロックアップなど、その他初値に関わりそうな注目点
ロックアップに関しては7割程度に掛かっており、
期間は180日間、発行価格の2倍で解除です。
大きく、気にする部分はないですね。

7.まとめ
OA分も合わせると900万株となり、またネット証券での配分も多いため、
公募組みの当選確率は高そうです。
しかし、リターンが小さそうで、公募割れのリスクも考えられる銘柄なので
参加が悩まされるとことだと思います。