3月上場案件がこれから続々と登場しそうですが、東証2部案件が出てきました。愛媛県本店ということで地方色もありますね、う~ん。

ダイコー通産(7673)のIPO新規上場情報

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設立は1975年、もともとは電話線の卸売。そこからCATVの電線、スイッチ系など通信分野の機器製造、卸売を行っています。営業所は全国にありますね。

想定価格は1,510円。主幹事は野村證券です。
吸収金額が想定価格ベースで約9.41億円で、東証2部上場予定の中型案件です。

セクターは卸売業、本店愛媛、東証2部上場、社名からも地味な印象のIPOです。売上、利益も横ばい傾向ですので、IPOらしさはなく割安感や配当性向などで買いのスタンスを決める銘柄になりそうです。3月の上場ラッシュに入ると初値は厳しいかも知れませんね。

会社のホームページをみてもやや古臭い感じがして、将来性のある商品や技術開発などは感じられませんでした。資金使途は東京の物流センター拡充とありますが、今は物流などは本職の物流会社が強い気がしますので、資金使途としてもどうかなとは思います。

公募売出の数では売出が公募の2倍以上あるのですが、その売り出し元がかなりの人数で、多くの方が端数を残して売り出しているのも気になりますね。

第一印象としてはBBスタンスは微妙となりそうですが、3月IPOの他の銘柄との比較で参加不参加は考えたいところです。主幹事野村證券の想定価格の値付けが結構強気で来そうなのが嫌ですね。

ネット証券からはSBI証券が入っていますので、IPOチャレンジポイントのためにもしっかりと申し込みはしておきましょう!

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いいペースでIPOの新規承認が続いています。昨年度末にやや低調になったと感じられたIPOですが、そのような雰囲気のある2019年の前半が逆に狙い目です。しっかり準備も済ませておきましょう!

ダイコー通産(7673)のIPO新規上場情報

初値予想もお願い致します。

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