2022年4月の東証市場再編後のIPO新規承認が出てきました。東証グロース市場上場の第一号となりそうです。上場会社と主幹事的には狙っていたでしょうか？あまり不格好な会社が第一号となるのも記録に残りますので、AI系企業が一号というのは良かったかもしれません。
AIプラットフォームの会社となります。株主に銀行やペイメント系の会社が並ぶように支払い系のデータから信用スコアを出すのに優れてそうな会社ですね。
想定価格は1,290円。主幹事はＳＭＢＣ日興証券です。
吸収金額が想定価格ベースで8.07億円で、東証グロース上場の小型IPOです。
与信評価などは銀行や決済会社の重要な仕事ですが、確かにAIに取って代わられるであろう仕事の一つです。それを実現化している会社ということで人気は出そうですね。
顧客の属性や現状のローンや投資状況からスコアリング化して、リスクやニーズを予測したりしています。金融関係の会社に受け入れられそうです。現在は金融スコアの事業がメインに見えますが、今後も様々なビジネス領域でAI活用・コンサルを目指すようです。
経営戦略としてどの分野を攻めるのか？というのは大事な部分でしょう。「ビジネス重視」「AI技術重視（先進技術）」という形を取っているようです。
売上比率としては株主でもある「新生銀行」「SBペイメントサービス」の割合が大きいですね。いずれも比率は下がっていて、それでいて売上は伸びているので培った技術を他の会社に広めていくフェーズになっているのかもしれません。
グロース市場への上場ですが業績の伸び的には以前ですとマザーズ上場銘柄のような成長です。小さいながらもしっかり黒字経営しているのは好感かもしれません。
ＳＭＢＣ日興証券さん4月一発目のIPOをすぐに出してきて頑張っていますね。良くも悪くも話題性高いIPOを複数用意してくれるのは嬉しいです。
3月末までは慎重に行きたいと思っていたIPOですが、逆に4月からは市場再編も手伝って初物的な好感触で受け入れられるかに注目しています。暖かくなっている頃でしょうから、いつまでも様子見せずに少しづつ動き出したいですね。
初値予想もお願い致します。