「地方人財発掘」系のIPOの登場です。働き方改革やテレワークの発達で注目度は伸びていきそうな会社ですね。特にIT人材は場所が離れていても活躍できることから、こういった会社の活躍で日本全体が活性化されることは期待できます。

BTM(5247)のIPO新規上場情報

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事業内容は「地方人財を活用したDX推進支援等」となっていて、地方にいるITエンジニアの最適配置サービス。そして地方企業へのDX化推進サービスなどです。人材教育にも熱心ですね。

想定価格は1,350円。主幹事は岡三証券です。
吸収金額が想定価格ベースで4.67億円で、東証グロース上場の小型IPOです。

社名が有名ユニットの「BTS」に似ている「BTM」なので何の略なのか気になる人も多いでしょう。

  • BTM

沿革を見ると「株式会社ビジネストータルマネージメント」として始めていますので頭文字をとって「BTM」かと思われます。

  • BTS

ちなみにBTSは「バンタンソニュンダン Bang Tan Sonyeondan(防弾少年団)」の略称のようです。

話が少しそれましたが個人的には頭文字3文字IPOは相性が悪いというか?結構騙されてきたIPOが多いのでイメージが悪いですね(笑)。今度、英文字3文字企業IPOだけで解析してみても面白いかもしれません。

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事業内容は上記図に集約されているように、日本全国の技術者集団と日本全国のクライアント企業を繋ぐサービスです。人材データベースの活用で最適化を狙います。働き方改革やDX推進など国策テーマ的なものもあってか近年ベンチャー企業で増えている事業かと思います。

コロナ前まではIT人材を海外からと言うのもありましたがコロナ禍で国内回帰して、しかも地方に有能な人材がたくさんいるという雰囲気になっているかもしれません。

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業績は急成長というわけではないですね。売上がやや伸びているか横ばい程度。事業自体もそれほど新しい技術系というわけではないので成長期待も薄いかもしれません。

上場ラッシュ中で岡三証券主幹事というのは不安要素の一つかもしれませんが、グロース上場で吸収金額5億以下なら、IPOスペック的には普通に欲しいIPOです。どうしても上場ラッシュで資金分散となると初値は思っているよりも伸びないという点は注意しましょう。

岡三オンラインがチャンスになりそうですね。口座開設時にもタイアップでお得になるし、最近では立会外分売でこっそり穴場になっています。こういう穴場な部分はしっかり活用するのをオススメします。本当は穴場がなくなるので教えたくないぐらいです(笑)

BTM(5247)のIPO新規上場情報

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