今年15つ目のIPO案件もジャスダック上場(4連)の
半導体案件
のフーマイエレクトロニクスです。。
近頃のIPOの地合の悪さを作ったと名を残すFOIの

記憶の新しい中の上場は悪い印象ですね。

公開日  9/15
BB期間   8/30- 9/3
公募価格決定   9/6
申込期間   9/7-9/10

 幹事証券会社リスト  割当率   株数 
 野村證券  80.00  424,000
 大和証券  8.00  42,400  
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券  4.00  21,200
 みずほインベスターズ証券  3.00  15,900  
 日興コーディアル証券  3.00  15,900  
 高木証券  1.00  5,300
 SBI証券  1.00  5,300
 (野村ジョイ証券,auカブコム証券)

仮条件は、想定価格1,450円に対し、
1,000-1,300とかなりディスカウントしてきました。
この仮条件で、公募価格がいくらになるかも注目です。
心理的には1,000円がやはり目安になりそうですね。

今年よりBBスタンスを書くときに。
具体的に5つの項目で5段階評価で点数付けしてみます。
(あくまでも私の思い込みなので、参考程度に見てくださいね。)



1.注目度…全般的なIPOとしての注目
IPOで半導体銘柄は相当印象が今は悪いです。

そういう意味で逆の意味で注目されそうで危険な感じがします。
事業的にも特に目新しいことはありません。

評価としては「1」にします。

2.割安性…PER,PBRなど財務情報、価格設定から
2010年度9月期予想のEPSは159.04円(T社)で
1300円でPERを計算して、8.17倍程度とまぁまぁと行ったところ。
想定価格だと10倍近くだったので、現在のIPO地合では
割安感すら感じなかったかもしれない。

仮条件を下げてきた点は評価できる。
一応、株価の資産価値としては2000円ていどある模様。

評価は「3」とします。

3.規模…吸収金額と市場、売り圧力関係
吸収金額は約8.8億(想定価格ベースOA分含む)、上場市場はジャスダック。
仮条件を下げてきたので、6億程度まで下がっている。
数も公募、売り出し合わせて60万株ほどとなります。

サイズ的には大分スリムになったが、それでもこの地合がどうなるかです。

売り圧力的には、ストックオプションは発行なしですし、
VCの保有株もありません。日立系(ルネサス)が株を持っている感じですね。

今の地合を考えて評価は「2」とします。

4.業種…人気化しそうな業種か?魅力があるかなど
この時期では業種が半導体というだけでパスの気分でしょう。
事業形態も半導体の中で特に目新しいものはなく、
「特約店」てきな会社です。むしろ今の競争社会じゃ廃る感じですね。

期待感、人気は非常に薄そうです。

この分野では、評価は「1」です。

5.評価…総合的評価や特記的事項を含める

IPOの魅力と言えば、業種が新しく伸びる期待が買われるところですが、
この銘柄はそういった気配を全く感じさせません。
しかもこの地合によくこの銘柄が「借金返済」のために上場するなと
思わせます。わざわざこの銘柄にBBする魅力を感じませんね。

初値売りスタンスの場合は
ディスカウントされた価格をどう判断するかですね。

総合的評価は「1」としました。

全体考察
総合得点は8点で、私のBBスタンスはD評価です。

IPO復活の鍵を握る銘柄が待たれます。

SBIが幹事団に含まれていますのでポイント目当てで

申し込んでみるのはありですね。