初値は2.74元で2.2%上昇とのことです。

[上海 15日 ロイター] 15日に上海株式市場に上場した中国農業銀行(601288.SS: 株価, 企業情報, レポート)は、初日の取引で予想を下回る小幅な上昇にとどまり、他の大手行によるさらなる大規模資金調達を控える中国株式市場にとって、困難な道のりが待ち構えていることを示す形となった。

 終値は2.70元で、公開価格の2.68元を0.75%上回る水準。初値は2.74元で、公開価格を2.2%上回る水準だった。

 ロイター調査では、アナリストは農業銀行株が約5%上昇すると見込んでいた。

 長江証券(武漢)のアナリスト、Liu Jun氏は「中国経済あるいは銀行セクターの長期見通しに楽観的ではない投資家からの利食い圧力が大きい」と指摘。さらに、「農業銀行のデビューは、中国の銀行の成長減速と不良債権増加への懸念を反映している。農業銀行株の軟調が続けば、市場全体の低迷を引き起こしねない」と続けた。

 16日には香港市場での同行株(1288.HK: 株価, 企業情報, レポート)の上場が予定されているが、上海と同様に小幅上昇にとどまるとの公算が大きい。

 同行は、両市場を合わせて220億ドルの調達を目指している。

 中国農業銀行は1兆2000億ドルに上る資産と、米国の人口を上回る3億2000万人の顧客ベースを抱える銀行で、今年になって4分の1も株価が下落した中国の株式市場が同行の上場を問題なく消化できるかどうか、市場関係者の注目を集めていた。

1元13円として計算してみると
公募34.84円
初値35.63円となり

1株あたり0.78円の利益となります。
為替を考えると手数料負けでしょうか?

しかも寄天で終値の方が低いです。
日本側としては初値売りとかはどうなんでしょうかね?
この先さらに落ちそうな危険性を含んでいますね。