明日、2社同時上場予定です。10月のIPOが終わり11月のスタートIPOは中旬ということで2週間程度上場は空きました。そんな中、いきなり2社同時上場で一社は注目度は高い銘柄ですがどうなるでしょうか?私はD評価したのでパスしましたが、本当に直前まで分からない部分もあります。


まずは、ベースフード(2936)から。

ベースフード(2936)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:1,840円 気配更新:更新値幅40円、更新時間10分
下限値段:600円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:800円)
730円(公募比: -70円/-8.8%)
読者予想平均値:1,084円 | 中央値:780円 | 補正値:825円

主幹事の引受価格:736円

ベースフードは当方D評価でパス姿勢として取り上げていますので、最終直前予想も公募割れとしました。大手予想会社は忖度なし側がなんと引受価格割れの725円、忖度ありは公開価格以下の予想はしたことないので800円です。基本的には公募割れやむなしという予想が多いですね。

仮条件を引き下げて無事にブックを積み上げて仮条件の上限で公開価格は決まっています。情報によりますと楽天証券での倍率は25倍で割当数から予測される申込み数は1万件程度です。やはり個人には人気があったことは証明されています。ソシオネクストは倍率4倍で3,000件程度しか申し込みがありませんでした。

しかし個人の人気があるかどうかは初値にはあまり影響しないというか、逆に初値売り圧力になる可能性もありますね。確かに行っている事業は個人にとって面白みがありますが、財務状況とかビジネス的に投資対象になるか?しっかり調べるところには人気がないかもしれません。

なんといっても大手の予想会社1社が引受価格割れを最後に予想するとは思っていませんでしたので、買い需要はかなり少なそうです。フルッタフルッタみたいにならないで欲しいですが、「完全栄養食」というネーミングはいずれ問題にされるのでは?と思う部分もありますね。

個人的にはベンチャー姿勢で頑張ってきた企業が上場としてゴールするのは見ていて気持ちいいですが、上場後初値割れしてその後の株価もだだ下がりだと胃が痛くなりそうです。

auカブコム証券 口座開設

三菱UFJモルガン・スタンレー証券主幹事ということでauカブコム証券 でも普通に貰えるレベルだったようですね。今回はパスだったので参加しませんでしたが、いつかチャンスが来るネット証券です。


次にPOPER『ポパー』(5134)。

POPER『ポパー』(5134)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:1,610円 気配更新:更新値幅35円、更新時間10分
下限値段:525円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:700円)
1,050円(公募比: +350円/+50.0%)
読者予想平均値:1,148円 | 中央値:1,075円 | 補正値:1,148円

主幹事の引受価格:644円

こちらは小粒案件ということで需給に安心感があり直前予想もBB前予想を据え置いて1.5倍の1,050円としました。赤字企業の上場でVC勢が結構ジャブジャブしていますし、ロックアップが外れるとここぞとばかりに売りに出すVCは結構いそうです。強烈な壁になると思っています。

もとから強烈な壁が見えているせいで、買い意欲もそこからは慎重になるか?小粒感を活かして売り枯れ狙った参戦組がいるかは微妙ですね。塾のDX化ではちょっと事業内容的にも爆発的な成長期待はし辛いかもしれません。自分だったらちょっと危険と感じるタイプの銘柄です。

私はここの主幹事大和証券での申込み忘れというミスをしてしまったのが悔やんでいるところで、それでも申し込んでもほぼ当たらないぐらい枚数自体は少ないです。公募組の売りは少ないと思いますので、ロックアップ解除組とセカンダリー組のせめぎ合いになりそうです。

IPOの充電力はありそうなので、ロックアップより上での決着の方が今のところ確率高そうな気はしています。


以上、明日上場予定の2銘柄の直前予想を更新しました。

【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

ベースフードが予想会社の直前予想含めて、前日時点では雰囲気悪いですね。個人が頑張って盛り上げるかにかかっているのは以前のD評価したクラシコムが初値はプラスになった例(今は下落)に似ているところがありますので、IPO地合いのためには頑張って欲しいところもあります。IPOなんでも層から申込みが減るので、少し公募割れするIPOがあってもいいと密かに思う部分もあります。アク抜けも必要ですよね。