最近は株主優待クロス取引の一般信用争奪戦がどんどんと前倒しになっているようです。カブドットコム証券が14日前から短期銘柄の争奪戦が始まり、4月末のように逆日歩4日と日数が多い場合は早めにクロスを仕掛ける人も多いようです。

 

そのカブドットコム証券ですが、嬉しいニュースが4月から信用取引手数料と信用金利を一部引き下げています。

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特に50万以下の少額約定代金で大幅に値下げとなっていますので、優待クロス取引で手数料をなるべく抑えたい場合は好都合ですね。50万以下の約定代金で特に逆日歩が高くなりそうな人気銘柄の一般信用の在庫があれば早めに取得しておくなんて計算が成り立ちそうです。

証券会社株式取引手数料比較一覧

手数料に関しては上記ページでリストにすることで、結構赤裸々に比較しています。カブドットコム証券は実は一般信用の在庫には強みがあったけど、手数料ではやや割高感があったので、今後も他のネット証券に追随した手数料体系にして欲しいところです。

なお、一般信用の短期売りを提供している証券会社が現時点でカブドットコム証券SBI証券楽天証券の3社になります。

返済期日は

カブドットコム証券・・・新規建玉の建日から起算して14日目の前営業日(休み含む)

SBI証券・・・15営業日(営業日のみ)

楽天証券・・・新規建玉の建日から起算して14日目の前営業日

概ね2週間程度と考えると覚えやすいです。ただ、早めに繋げば売建の金利手数料が必要になります。各社、一般信用短期売建の手数料は3.9%で横並びで覚えやすくすると100万の建玉で1日100円程度金利手数料が取られます。2週間だと1400円ですので、優待価値や手数料と比較して慎重に取りたいところです。

信用金利・保証金・維持率比較一覧

とはいえ、やはり逆日歩の掛からない一般信用は大人気で、毎月激しい争奪戦が繰り広げられています。個人的には証券会社の在庫確保の頑張りと、他の証券会社の参入による競争激化で個人投資家がより有利になるようにサービスが変化していくと嬉しいです。

カブドットコム証券のこの手数料の変化はやはり多くの人が利用して、証券会社のサービス還元姿勢が出てきていると思っています。