IPOで後期抽選型になる楽天証券は当落結果で話題になりにくいのですが、今年の12月IPOは幹事証券も多く、当選倍率が高かったものもあるので、今後の検証材料としてまとめて紹介しておきます。

楽天証券はIPOでは抽選日の日経平均株価を元に抽選するという、抽選方法も公表していますので、透明性の高い平等抽選です。さらに、当選倍率も分かります。

サンプルを取ることで、IPOの当選しやすさの状況がわかる数少ない証券会社です。

AmidAホールディングス(7671)のIPO新規上場情報

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幹事証券で楽天証券の割当は154枚。これで約139倍になります。単純に計算すると21,406件の申し込みがあったことになりますね。

EduLab(4427)のIPO新規上場情報

EduLabは委託幹事でした。こちらスクリーンショットを取り忘れて画面がなくなっているのですが、約2,708倍とのことです。当方でも、それぐらいだったと見ていました。

申込数などを考慮すると委託幹事で10枚程度の割当と考えたほうが良いですね。

自律制御システム研究所(6232)のIPO新規上場情報

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100倍以下の96倍という数字が確認された自律制御システム研究所。こちらも楽天証券は幹事証券で258枚の割当。掛け算をすると24,768件の申込となります。

レオス・キャピタルワークス(7330)のIPO新規上場情報

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最後に10倍以下の倍率で話題になったレオス・キャピタルワークスは約9倍でした。割当は1897枚ということで17,073件の申込になります。

連続して3つの幹事証券の案件があったことで楽天証券の状況が分かりやすく明らかになったかもしれません。

  • 楽天証券でのIPO申込件数は人気銘柄でも3万行かない、微妙だと2万割れ

まずは楽天証券でのライバル数では概ね2万台と思っておけば現状良いでしょう。幹事証券になれば割当数が分かり100%配分ですので、申し込むときからおおよその抽選倍率が予測されそうです。200枚あれば100倍ぐらい、2000枚あれば10倍を切るような状況と感じられます。

  • 委託幹事は10枚行かないレベルなので数千倍を覚悟

委託幹事での申込だと4桁台の抽選確率ですね。スロットで言えば1回でフリーズ(今もあるのか知りませんが)するレベルです。

楽天証券はIPOではそれほどライバルが多い証券会社ではないですが、ネット証券では口座数も多く、これぐらいのライバルが他の証券会社でもいると考えることが出来ます。如何にIPOが当たらないかも確認できますし、その当たらないIPOで少しでも当選確率を上げるために努力しないと行けないと感じますね。

なお、楽天証券での当選はまだ管理人はありませんがもう10年レベルで申し込んでいて回数だけは50~60回ぐらい申し込んでいると思います。当選確率を見ればもうそろそろ一つぐらいと言ってもいいですし、スロットのハマりのようになれば一生当たらないこともあると思います。

ただIPOは外れたらお金が返ってきますので、引き続きチャンスが有れば申し込みたいです。