2016年の注目IPOの一つ、JR九州も上場に向けて着々と準備が進んでいる模様です。順調に行けば10月に上場となる模様ですね。

jrkyushu

時価総額は5000億規模、郵政と同じで政府売り出し系です。

九州旅客鉄道(JR九州)が30日に東京証券取引所に株式上場を本申請したことが分かった。審査が順調に進めば、10月に東証1部に上場する。時価総額は5000億円規模の見通しで、7月に上場する対話アプリのLINEと並ぶ年内の大型新規株式公開(IPO)になる。JR各社の中で赤字路線が多い北海道、四国、九州の「三島会社」の上場は初めて。

JR九州は2016年度中の上場を目指し、本申請後の審査を簡素化できる予備申請を今春に済ませていた。

同社の株式は国土交通省が所管する独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が100%保有する。JR九州は英国の欧州連合(EU)離脱を巡って混乱した株式相場が今秋には落ち着きを取り戻すとみて、国交省側も売り出しに応じるもようだ。

JR九州は旧国鉄の分割民営化で発足して以来、本業の鉄道事業で赤字が続いていた。ホテルやマンション、外食など事業の多角化で収益力を高める一方、豪華寝台列車「ななつ星in九州」の運行などで鉄道需要の喚起に力を入れてきた。

旧国鉄の分割民営化に伴い国から受けた3877億円の経営安定基金を16年3月期末に取り崩すことが認められた。JR九州は九州新幹線の施設を持つ国側への施設使用料の前払いなどに充てたほか、鉄道関連資産を減損処理することで減価償却費を圧縮。コスト構造を大幅に変え、17年3月期に鉄道事業で初の黒字を確保するメドを付けた。自己資本利益率(ROE)は10%程度を確保し、JR本州3社に近づく。

株式の売り出しを担当する主幹事証券会社には野村証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券、JPモルガン証券など国内外5社が選ばれている。

熊本地震やイギリスのEU離脱などもありますが、それでも予定通り行くというのはよっぽど上場したいのでしょうね。上場に向けてか、ななつ星を流行らすなど頑張ってはいます。

17年3月の黒字化は本当なのか?分からないけど、上場先延ばしにしたら黒字化出来ず上場できないから滑りこみ上場なんてことはやめて欲しいですが・・・

主幹事には野村證券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券の名があがっています。大型IPOは良く三菱UFJモルガン・スタンレー証券の名が出てきますね。

またまた、auカブコム証券が穴場証券として注目されそうです。

【IPO上場観測リスト】今後上場が予測される企業のリストと動向

当方、上場観測リストをまとめていますが、JR九州は注目度はA級ながら、期待度はCです。まぁ、赤字体質の企業へ高評価はしづらいですが、鉄道よりも不動産業とか資産が気になりますね。