お盆時期ということでIPOに関する観測ニュースが出ていますね。
前から上場観測があって注目度の高いマネーフォワードが、そろそろ新規承認されそうです。早ければ9月と流れているので、新規承認が出ないとというところです。
金融とIT(情報技術)を融合したフィンテックを主力とするベンチャー企業、マネーフォワード(東京・港)が東京証券取引所に株式を上場する。既に上場申請を済ませており、早ければ9月にも上場できる見通しだ。家計簿アプリの大手でネット経由で会計ソフトも提供している。公募増資で調達する資金で営業拠点を増設し事業規模の拡大を目指す。
上場する市場は新興企業向けの東証マザーズとみられる。上場時の株式の時価総額は100億~200億円程度を想定しているようだ。
マネーフォワードは2012年に設立した。スマートフォンで使う自動家計簿アプリを提供している。銀行や証券口座、クレジットカードや電子マネーを登録しておくと入出金や買い物の履歴を自動で記録し、口座の残高も確認できる。使い勝手の良さが受けてアプリの利用者は500万人を超えた。
税金の確定申告や企業の決算作成を支援するサービスもネット経由で提供している。16年11月期の売上高は約15億4000万円、最終損益は約8億8000万円の赤字だった。現状では営業拠点の開設や広告宣伝などの費用が先行し利益を圧迫しているようだ。
17年の新規株式公開(IPO)は80~90社程度と高水準になるとみられている。フリーマーケットアプリのメルカリ(東京・港)も年内に上場する見通しだ。
上場となるとフィンテック関連として注目を集めることは間違いないところです。私も資産管理としてアグリゲーションサービスをいくつか使ってきましたが、最終的にマネーフォワードに落ち着いたので、上場は気になります。
ただ、前期赤字でどの程度黒字見込みを考えているのか?さらに収益源はどこになるのか気になりますね。現状ですと、収益源は広告収入に感じますが、あまりお金の情報を使って広告打たれている感が出ると今度は利用者が減りそうです。
私も鬱陶しい状況になってまで、利用しようと思いません。ただ、利用の雰囲気的にはレシピのクックパッドみたいな感じで、伸びていくと面白いサービスだなと感じています。
いずれにしても9月以降、楽しみなIPOが続きそうですね。