3月16日は2銘柄の同時上場です。2018年の3月は同日上場は実は少なく16日、23日、29日の3日です。しっかり分散しているのは初値的に良い傾向ですね。
まずは、日総工産(6569)から。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:7,480円 気配更新:更新値幅165円、更新時間10分
下限値段:2,438円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:3,250円)
3,550円(公募比: +300円/+9.2%)
読者予想平均値:3,751円 | 中央値:3,600円 | 補正値:3,778円
主幹事の引受価格:3,006.25円。
想定価格より仮条件が大幅に引き下げられ割安感を演出した銘柄です。そういった銘柄が想定価格超えの初値になるのか疑問だったので、想定価格前の初値で最終予想としました。
IPOの地合いの良さが後押しして初値はとりあえずプラスになりそうな感触です。
人気がなさそうだったので、余裕で取得できそうな銘柄でしたが、意外にも人気のある部分を見せていました。個人的にこっそり狙い目と思っていましたが、果たして初値はどうなるでしょうか?
次にフェイスネットワーク(3489)です。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:3,220円 気配更新:更新値幅70円、更新時間10分
下限値段:1,050円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,400円)
2,500円(公募比: +1,100円/+78.6%)
読者予想平均値:2,278円 | 中央値:2,150円 | 補正値:2,294円
主幹事の引受価格:1,288.00円。
こちらは大幅に直前予想を引き上げました。このところのIPOは予想以上に高い初値が多いのでマザーズで成長している内容であれば不動産セクターでも倍化まで考えられます。
ただ、2倍は行き過ぎと見て2,500円を最終予想としました。大手予想会社的には3000円ぐらいまで見込んでいそうですが、個人的にはそこまで魅力あるのかが分かりません。「城南3区」に詳しい方なら狙い目と感じるのでしょうか?確かに不動産は立地命ですからね。
以上、2社の直前予想です。昨年度から好調が続くIPOです。今年の3月IPOもどこまでこの好調連勝記録を伸ばせるでしょうか?
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
過去の戦績で2017年のIPOの現在値を一覧に振り返っても、なかなか順調な銘柄が多いです。一昔ですと初値は良いけど、時間が過ぎれば忘れ去られる銘柄が多かったので、本当に今の地合いは良いですね。