信用取引の金利引き下げ競争が激化しています。一通り、最低水準に向けて各社ともに修正してくれるのは利用者にとってありがたいですね。
当方の信用金利比較表を修正しました。このデータをもとに他の情報(クロスコスト計算など)も行っているので、自動的に修正されていると思います。
GMOクリック証券の信用取引の買方金利・貸株料引き下げは結構変化が大きいです。
大胆な変更は一般信用の買方金利で3.0%→2.0%へ一気に下げました。これによって買方金利は制度信用より一般信用のほうが安いという現象が起きています。現物買いを手に入れる時にGMOクリック証券だと「信用買い→現引き」するなら一般信用を使ったほうが金利面でコストが安くなります。
また無期限の一般信用貸株料も0.8%なので業界最安水準でしょう。GMOクリック証券に無期限の玉がそれほど無いという部分もあるかも知れませんが、1.1%で揃っていた部分が1%を切ってきました。
GMOクリック証券は手数料の安さで勝負するんだというのをしっかり証明した変更だと思います。
auカブコム証券も一連の金利手数料値下げにそって7月から引き下げを発表しています。
こちらは一般信用の買方金利のみです。主要ネット証券よりも少しでも安く2.8%ではなく通常で2.79%にしています。これで少しでも勝っている状況になりますね。
この金利引き下げ競争は、今年の年末までには各社どの程度引き下げられるか考えて限界までまだ下げてくる可能性があるのでは?と考えています。取引手数料競争はもう限界ギリギリだと思いますので、金利水準も限界ギリギリまで来ると嬉しいですね。
それには利用している人が増えて、手数料を下げてでも証券会社が儲かる環境も必要でしょう。うまくWin-winな状況になればいいですね。
各社の比較表は上記ページでいつも最新にしていきますので、参考にしてください。