IPOには年末年始アノマリーといった、時期によって通常よりも好結果が出るような話があります。
アノマリー(英: anomaly)とは、ある法則・理論からみて異常であったり、説明できない事象や個体等を指す。 科学的常識、原則からは説明できない逸脱、偏差を起こした現象を含む。
当方は、2001年頃のIPOからのデータを纏めており、年初のIPOを一覧で出すことも出来ますので、裏モードで出力して確認してみました。
結果的には公募割れは2009年の一度だけになります。2009年といえばここ数年でIPOが一番少なかったIPO閑散期になるので、こういった年は例外とも取れるとやはり年初のIPOは初値結果が良いというのは傾向として見て取れます。
【IPOサマリー】2001年以降のIPO情報を一覧、グラフ表示
また月別で見ても、年のなるべく早い時期1~2月のIPOというのは騰落率が高くなりやはり結果が良いです。
12月のIPOラッシュから一休みして充電期間を終えて、新年最初のIPOとなるとやはり買いが多くなるというのは例年の出来事で、アノマリーと結論づけても良いでしょう。
2021年の最初のIPOは「網膜走査型レーザアイウェア」と事業としては面白い銘柄の登場となりました。業績は連続赤字ですが、話題性などはかなり高そうで期待したいところです。
SMBC日興証券とSBI証券の共同主幹事で枚数が多く、当選期待度も高いので新年早々チャンス銘柄の登場で嬉しいですね。
SMBC日興証券は2020年の12月IPOでは取り扱いが少なかったので、2021年に回していそうで期待です。
SBI証券は2020年12月のIPOから絶好調で、ネット証券でIPOに一番強いところを見せています。
年初IPOの騰落率の平均をとっても2倍ぐらいの初値ぐらいは今回期待できるかもしれません。結局IPOや株式市場には打撃を受ける産業を除いて緊急事態宣言はあまり関係ないことが1回目で感じられますので、このまま無事に上場までたどり着いてほしいですね。