明日は3社同時上場となります。日経平均は中国の影響が大きく出ていますが、これ以上の悪化がなければIPO市場には大きな影響はないと思っています。9月上場ラッシュが始まりますが、株式市場の地合い自体は6月頃に比べると改善気味、久しぶりのIPOラッシュがどうなるかですね。
いきなりの3社同時上場ですが、シルバーウィーク中というのもありなんとなく悪い予感はしません。大手予想会社の予想も地合い改善を意識した予想が出ています。
まずは、シンプレクス・ホールディングス(4373)から。
⇒シンプレクス・ホールディングス(4373)のIPO新規上場情報
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段：3,730円 気配更新：更新値幅81円、更新時間10分
下限値段：1,215円 気配更新：通常の更新値幅・更新時間（3分）
それでは初値予想です（公募価格：1,620円）
1,720円（公募比: +100円/+6.2%）
読者予想平均値：1,937円 | 中央値：1,650円 | 補正値：1,701円
主幹事の引受価格：1,539円。
大型で微妙案件で注目されるシンプレクス・ホールディングスですが、最終予想は微増で公募割れ回避としました。大きな理由としては海外引き合いが強く、仮条件強気→公開価格上限決定からの買い需要の固さです。個人には危険銘柄として不人気だったと思いますが、それならと買いに入る層も多そうです。
再上場案件でも、業績業種が良い銘柄は底固い結果も見てきています。今年の例ではウイングアーク1stが好例でしょう。同じように続けるかですね。
ＳＭＢＣ日興証券主幹事案件です。当方、いまのところ9月IPOはこちらしか持っていませんので、頼みます案件ですね（笑＆涙） 。
なお、東証1部上場ということで注目度自体は3社同時上場でも有利かと思います。
次にユミルリンク(4372)。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段：2,300円 気配更新：更新値幅50円、更新時間10分
下限値段：750円 気配更新：通常の更新値幅・更新時間（3分）
それでは初値予想です（公募価格：1,000円）
1,800円（公募比: +800円/+80.0%）
読者予想平均値：1,969円 | 中央値：1,870円 | 補正値：1,990円
主幹事の引受価格：920円。
こちらはBB前の予想を据え置いて1,800円としました。大手予想会社では1,400～1,500円と1.5倍程度になっていますが、もうちょっと行きそうな銘柄に見えます。大手予想会社的には直前になって需要観測が感じられないのか予想が落ちていますね。このあたりは個人には見えない何か情報を握っているのかもしれません。
野村證券主幹事案件で、あまり個人で手に入れている人も少ないと思いますのである程度大口の意向で初値が決まってしまうのかもしれませんね。ロックアップやストック・オプションなどの状況を見ても1.5倍といったところで止まる気がしないですがどうでしょうか？
後期のLINE証券でも落選でした。LINE証券
の受付は7月のIPOからでしたので10月には日本証券業協会に割当枚数のレポートが出てくると思います。割当数がどの程度なのかも楽しみですが、その情報が出る前に当選が欲しいものです。
最後に、コアコンセプト・テクノロジー(4371)。
⇒コアコンセプト・テクノロジー(4371)のIPO新規上場情報
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段：8,050円 気配更新：更新値幅175円、更新時間10分
下限値段：2,625円 気配更新：通常の更新値幅・更新時間（3分）
それでは初値予想です（公募価格：3,500円）
5,800円（公募比: +2,300円/+65.7%）
読者予想平均値：6,467円 | 中央値：6,090円 | 補正値：6,518円
主幹事の引受価格：3,220円。
こちらは万全のA評価スペックIPOです。ただしDX関連で値ガサ系はどうもここ最近結果が出ていないので、今回どう転ぶかですね。少しづつですが直近IPOも戻してきている銘柄もあることから今回はやや高騰を見せて欲しいところです。
大手予想では6,000円の数字も出ていて読者予想でも平均で6,000円超えが予想されています。当方の最終予想は6,000円手前の5,800円としました。予想の数字の手前で初値が付いてどう動くか？の方を注目したいと思っています（中途半端が良くないのはIPOの定石ですが・・・）。
ひとまずは安心して初値売でも利益が出そうなIPOでしょう。こちらは大和証券主幹事案件、チャンス当選がなくなりやや当落状況は苦しくなっています。その分、CONNECTが登場していますが、過去のデータを見ると大和証券の1％を割り当てですのでチャンス当選の魅力には及びません。それでも少しでも当選確率は上げておきたいところです。
以上、明日上場予定の３銘柄の直前予想を更新しました。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
明日の焦点はシンプレクス・ホールディングスが公募割れしないかどうかでしょう。朝の気配が大手予想会社の予想通りしっかり買い需要があるか？に注目ですね。