東海東京証券が「ブックビルディングをキャンセルした場合の取り扱いについて」というリリースでかなり厳し目のペナルティを発表しています。
IPOとPOのブックビルディングをした場合にキャンセルすると、その時を開始日として半期末より1年間までの期間、最大約1年半も抽選対象外になるという内容です。
1年半の抽選対象外は、かなり厳しい内容となっています。
さらにキャンセル扱いになる内容も結構厳し目で、
- 抽選時に買い付け可能金額が満たない場合
- 購入辞退もしくは意思表示なしの場合
となっていて、入金し忘れとか申込忘れもしっかりペナルティ対象です。
ややびっくりするような厳しい内容で、東海東京証券ってここ最近公募割れを続けたりとIPOでは不安定な証券会社として認識されそうな中に、中途半端な参加者お断り案が出てくるとはという内容になっています。
IPO申し込みに関してペナルティを実施する会社も増えてきました。先日は松井証券もペナルティが出てきましたが、他の証券会社も申込時の状況によってはペナルティを作ってくるかもしれません。
それぐらい、「IPOをとりあえず申し込んでおこう」程度の中途半端な参加者が増えているのかもしれませんね。申し込んでも当たらないという状況を作ってきたのは証券会社の方な気がするので、どっちもどっちの状況かと思いますが、こういったリリースが出たからにはこれまで以上にIPOの申込み管理をしっかりしていきたいところです。
特に数が多くなる3月末、6月末、12月末は注意したいですね。