明日は3社同時上場予定となります。6月上場ラッシュも最終日、最後に3社同時上場ということでフィナーレっぽさがありますね。奇しくも三者三様の組み合わせで「上中下」みたいな前評判ですが、予想通りにならないのもIPOの面白さですので明日が楽しみです。

明日上場の直前予想です。


まずは、ノバレーゼ(9160)から。

ノバレーゼ(9160)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:1,380円 気配更新:更新値幅30円、更新時間10分
下限値段:450円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(5分)

・注文受付価格の範囲 :150円~2,400円

それでは初値予想です(公募価格:600円)

570円(公募比: -30円/-5.0%)
読者予想平均値:681円 | 中央値:595円 | 補正値:620円

主幹事の引受価格:558円

まずは当方D評価で公募割れが怪しそうな銘柄からの紹介です。最終予想はBB前予想を据え置いて570円の公募割れとしました。IPO好調の中でも6月IPOではすでに公募割れ銘柄が2つ出ていますので、公募割れすることに対する抵抗感は和らいでいます。再上場案件で斜陽産業ということで定石の評価とします。

結婚式産業は今や昭和レベルの古さを感じるので「ちょい割れオヤジIPO」と親父ギャク的な結果を遠い目で見てられるかですね。一方で主幹事は野村證券ですし、公募割れになるにしても初日でなんとかするような、それまた昭和臭い出来レースの初日結果を見てみたいですね。

忖度側の初値予想が異様に高い銘柄です。最終予想も720円となっています。何か情報を掴んでいるのか?単に古い慣習で結果を出しているのか?初値結果がたのしみです。


次にジーデップ・アドバンス(5885)。

ジーデップ・アドバンス(5885)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:10,380円 気配更新:更新値幅230円、更新時間10分
下限値段:3,385円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

・注文受付価格の範囲 :1,128円~18,040円

それでは初値予想です(公募価格:4,510円)

7,200円(公募比: +2,690円/+59.6%)
読者予想平均値:7,733円 | 中央値:7,500円 | 補正値:7,733円

主幹事の引受価格:4,149.20円

明日上場の銘柄では一応ここが評価の高い銘柄になります。直前予想はBB前予想を据え置いて7,200円としました。業績好調、今をときめくNVIDIA関連となると期待も上がりますが、スタンダード上場の卸売業セクターですので、見方を変えると評価がころっと変わってしまうような銘柄です。このあたりが判断を難しくさせますね。

個人的には注目はしているものの、値ガサでもあるのでハイリスク・ハイリターンになっているだけのIPOです。判断が難しいというか、多くの方に判断がどうされるか?銘柄ですね。

一先ず公募株が当たった人はどっちに転ぼうと1枚あたりの利益は大きく出そうなので、今から楽しみですね。素直におめでとうございますと言いたいところです。


最後にクラダシ(5884)。

クラダシ(5884)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:1,196円 気配更新:更新値幅26円、更新時間10分
下限値段:390円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

・注文受付価格の範囲 :130円~2,080円

それでは初値予想です(公募価格:520円)

680円(公募比: +160円/+30.8%)
読者予想平均値:796円 | 中央値:722円 | 補正値:796円

主幹事の引受価格:478.40円

こちらも強弱入り乱れているような銘柄で直前予想はどうしようか迷いましたが、ほぼBB前予想を踏襲して680円としました。もともと1枚あたり1万円ちょっとの小遣い案件として広く浅くと思っていたので、その内容には変わりありません。

枚数が多いため手元に保有している人は多めになっているので、結構初値売りが増えそうですね。3社同時上場で赤字企業を考えると買いが入りづらく案外の初値の可能性もありますが、それでも初値プラスには期待したいです。

2022年の12月あたりからダウンラウンド上場が増えるなど公募組に対して価格感を売りにするIPOが増えている気がします。こちらも公開価格がワンコインで、社会的意義の高いテーマ株に比較的気軽に参加できるというのが特徴です。確かにこの価格帯だと気軽に1枚参加チケット買う意識が働きますね。


以上、明日上場予定の3銘柄の直前予想を更新しました。

3社同時上場ですので、やはり「注目度の強弱」が大きく付くことになるでしょう。最初に「上中下」と書きましたが、明日の3銘柄は見方を変えるとそのランク付けも変わりやすい銘柄3つだと思います。それが6月上場ラッシュの最終日というのは最後に一波乱生みそうな気がしています。

【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

各銘柄のセカンダリー戦略も随時更新しますのでnoteの方をチェックしてみて下さい。

notekurosawa

セカンダリー戦略も人それぞれと思いますが、1つの考え方として損のない内容が書けているとは思います。需要があるのかも考えつつとりあえずは続けていきたいと思います。

6月IPOも各銘柄書き続けていますが、読んでくれている方にもう既にプラスになっている内容だと自負しています。