2024年から新規承認される上場銘柄からは銘柄コードに英文字が使われるようになりました。これに伴い当方のデータサイトにて銘柄コードは「数字4文字」ということでデータを扱っていたのですが、2番目と4番目に英文字が入る可能性があるということで、データベースの改修が必要となっています。
その改修作業を年が明けてからちょこちょこ進めているのですが、ついでに一つぐらい新しいデータコンテンツを用意しようとスタートさせました。
ずばり「一般信用取り扱い証券会社の売り残データ時系列」です。こちらもまだまだ表示方法や扱うデータに変更など必要そうですが、とりあえず表示することで使えるものが何なのか考えて変更を加えていければと思っています。
各銘柄のページに「一般売残」というメニューを追加しました。そちらから確認が可能です。これとクロスコストデータなどを組み合わせて、権利日よりもどの程度前に一般信用を確保すべきか銘柄ごとに調査するのに使えればと思っています。
取り扱いを始めた証券会社は特に良く使われているであろうauカブコム証券、楽天証券、SBI証券、SMBC日興証券、GMOクリック証券の5社を取り敢えず用意。
上記データは1月末権利の積水ハウスです。約定代金が高いことから早取りはコストがかかるものの、権利日が近づくにつれて在庫が減っていく様子が確認できればと思っています。
auカブコム証券は約定抽選申込みのデータ、楽天証券、SBI証券、GMOクリック証券は争奪戦が始まる19時前の在庫データ、SMBC日興証券は17時前のデータとその日の夜の減り具合を表示しています。
時系列データですのでSMBC日興証券のように各証券会社も争奪前とその日の夜のデータを表示するほうが分かりやすいかも知れませんので、そういう対応も考えています(要望などあればコンタクトフォームやXなどで連絡ください。)。
株主優待クロス取引も早取りが進みすぎて、なんだかなぁと思うことも多いのですが、私はのんびりと在庫を確認しながら疲れない程度に参加しています。無くなりそうかもという少し前ぐらいに欲しい銘柄は貰いますが、なくなってしまって取れないなら諦めるぐらいの軽い気持ちです。
そういったゆるい感じでの取引でも過去の戦績を見ればそれなりにお得な状況が続いています。争奪戦が厳しいと言いつつも、昔の松井証券とauカブコム証券だけ一般信用があって逆日歩リスクを追う必要が多かったことを考えれば、今は取引手数料も安いですし、一般信用の在庫も増えていて取りやすい状況でしょう。あまり過度な競争は助長させないように広く浅く多くの人が得する状況になればと思っています。
個人的には株主優待クロス取引を楽しむには一つの証券会社だけでなくauカブコム証券、楽天証券、SBI証券、SMBC日興証券、GMOクリック証券、松井証券の6つをうまく使い分けられるようになる体制を整えておくと組みやすい取引になると思っています。
松井は欲しい銘柄が売り禁ばかりで使えません。
そうですね。そのため、松井証券はこのコンテンツには入れていません。もっと活用が再び復活すれば良いのですが・・・。