明日はFaber Company(220A)の上場日です。本日上場のHeartseed(219A)も初値プラスで7月IPOはこれまで公募割れ無く順調に来ています。しかしながら全銘柄が初値よりも株価を下げている状況で、短期的にでもセカンダリーで盛り上がる銘柄がありません。大注目のタイミーに至っては公開価格割れまで株価を下げています

このような状態だと、流石に初値買いに警戒感が高まるでしょうか?

Faber Company(220A)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:2,300円 気配更新:更新値幅50円、更新時間10分
下限値段:750円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

・注文受付価格の範囲 :250円~4,000円

それでは初値予想です(公募価格:1,000円)
1,250円(公募比: +250円/+25.0%)
読者予想平均値:1,936円 | 中央値:1,690円 | 補正値:1,949円

主幹事の引受価格:920円

直前予想はBB前予想を大きく引き下げて1,250円としました。BB時の予想ではタイミーを含めて、IPOが初値・セカンダリーでそれなりに盛り上がって、いよいよ7月最終IPOで主幹事SBI証券で機運が高まると考えていましたが、直近のIPOを見ても初値買いに元気がなく、さらにセカンダリー情勢は厳しい結果が続いています。こうなると初値買いが入りにくく初値の伸びにくそうです。

BBスタンス時に根拠なく評価が高すぎるとご指摘頂きましたが、直前になって確かに根拠なく盛り上がりそうということで評価を付けすぎているかと反省しています。初値自体は結果が出ないとどっちになるかは分からないものの、直前の予想では残念ながら初値は思ったほど伸びないと考えを改めています。なお、大手予想会社は1,300円で一致していますね。いずれにしても初値で公開価格から2~3割高の程よいところで始まれば、結果的に「セカンダリー勢がこの価格なら7月最終IPOとして参戦しやすい」流れになればと思います。

直近IPOも含めて下げている銘柄が多いですので、早くも見直し買い相場が到来するかもしれません。とはいえ、あまり自信のない時に値動きだけ見て手を出すと痛い目に遭うのがIPOです。慎重に対応したいですね。

SBI証券主幹事銘柄になります。IPOチャレンジポイントを利用した場合のポイント換算は「220P、100株当選」で行う予定です。セット配分の可能性がありそうな枚数の中、100株当選だったのはポイント利用者的には思惑が外れたかもしれませんね。

個人的にはもともと初値が盛り上がって大幅高の可能性も考えていた銘柄です。それが直前予想で早売りが多く、買いが少ないことで微増や公開価格付近での決着になるのなら、ロックアップも固くVCなどの保有もない銘柄ということで、セカンダリーの妙味のほうが高くなっているのではないか?と感じており、SBI証券主幹事の場合は早売りされて安く買えるタイミングが有る銘柄に面白さも感じています。

ただ、ネットマーケティング系で横ばいやや利益減少気味で成長性がないのは気になりますね。短期的にはこういうのは意識されないとも思いますが、いずれにせよセカンダリーに参加するなら素早い立ち回りが重要になりそうです。

Faber Company(220A)のIPO新規上場情報