いよいよ東京メトロ(東京地下鉄)のIPOブックビル期間が10月8日から始まります。仮条件が発表になってから当方のBBスタンスなどの更新は行いたいと思いますが、概ね今のところは問題なく欲しい銘柄ということになりそうな状況です。

市場の急変など起きやすい状況ですが、そういったことを考えすぎていてはIPOのプライマリーには参加できないので、ある程度度外視して望みたいところでしょう。

東京地下鉄「東京メトロ」(9023)のIPO新規上場情報

後は掻き集める勝負ということで、今回はネット申し込みでどの証券会社が狙い目なのかを考察していきたいと思います。

ネット申し込み全プレクラスの主幹事証券?

東京地下鉄のIPO主幹事は「野村證券」「みずほ証券」「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」「ゴールドマン・サックス証券」の4社構成ですが、その中でも「野村證券」「みずほ証券」がツートップで割当が多い状況です。

この2社は抽選配分向けでも計算上、7万人程度相当に公平に配分可能性があります。東京メトロのような大型案件はもっと広く当たる印象がありますので、この2社からはネット上でも10万人以上に当たりくじが出そうな気がします。とりあえず申込み必須ですね。この2社は申込時に引き受け金が入りませんので、とりあえず「参加ポチ」している人も多いでしょうから全プレにはならないかもしれません。

「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」も枚数が多いです。こちらも店頭とネット両面で販売が見られるでしょうが、案外当選とは程遠いかもしれませんね。店頭であれば、アクションすれば可能性はかなり高そうですが・・・。

三菱ラインのネット申し込みといえばauカブコム証券です。大型案件は頼りになります。

auカブコム証券 口座開設

今回は一桁orニ桁倍率ぐらいで当たるのではないか?と感じています。

その他、大手総合証券

その他の駅前でも良く見かけてる大手総合証券「SMBC日興証券」「大和証券」ですが、2社仲良く5桁台の抽選配分がありそうです。

どちらの証券会社も5桁割当合っても人気銘柄は全プレとはなりにくいので、とりあえず申し込んで運試しでしょうか?

SMBC日興証券は新規口座開設で当選確率アップです。優遇当選はかなり効いてくる銘柄ではないか?と思っています。新規の方はチャンスですね!大和コネクト証券も大和ラインでこういう枚数が多いIPOは結構回している気がします。忘れずに申込みたいですね。

大手ネット証券勢は?

ネット証券に目を向けてみましょう。

今回はさすがに割当枚数が4~5桁台と多いので、どの証券会社にもチャンスはありそうです。

一番目に付いたのが楽天証券でしょうか?

今回は楽天証券では東京メトロの申込み上限株数が10000株(100枚)で設定されています。楽天銀行のIPOの時に、楽天証券で攻めた方は大儲けしたわけですが、今回も楽天証券に申込みをどれぐらい振るかは戦略の一つになりそうです。

なお、楽天銀行の手元データでは30万程度の申し込みになりました。当選倍率は6倍です。楽天銀行は申込時はやや不安視もされていてその数字でした。その後、複数申し込みが出来るようになってからも人気銘柄でも50万枚程度の申込みというのがこれまでの状況です。

計算予想になりますが、今回は2万株程度の配分があって、申込み殺到しても50万枚とすれば25倍付近の倍率になるかもしれません(あくまで予想です)。そうであれば2500株申し込めば1枚ゲット出来るかも?ぐらいの証券会社になると思っておけばよいでしょうか?MAX申し込めば4~5枚貰えたら嬉しいですね。

SBI証券も資金力で青天井に申し込めますが、今回の東京メトロを効率的に貰うなら楽天証券に軍配が上がりそうな気がしています。

マネックス証券松井証券も当選申し込んでおきたいですが、ゲットするには多少の運が必要です。とにかく申し込んで拾えて良いお小遣いになればというレベルかも知れません。

その他、穴場証券会社は?

現時点でその他の穴場証券がどこになるかは判断が難しいところがあります。ということで、みなさんが準備できて申し込めそうなところは申し込んでおけば良さそうですが、2015年の郵政IPOの時のネット当選データは多少ヒントになるかもしれません。

東海東京証券立花証券丸三証券あたりの名前が見られますね。口座数などとの兼ね合いで穴場になる可能性は十分にありますね。


 

東京メトロのIPOは久しぶりにオールスター幹事集団で販売されるIPOです。しかも政府売出系で都心部の鉄道株ということで、皆に配られて初値も成功という日本全体がハッピーになる結果が望まれます。

上場前はいろいろな批評が入るとは思いますが、IPOファン的にはやはりこういったお祭りIPOは、しっかり踊って、気持ちよく楽しみたいところです。

黒澤が保有している全証券会社26社の特徴と感想を随時更新

最後になりますが、上記ページでは黒澤が実際に保有している証券会社の特徴と感想を短くまとめています。なるべく武器は多く保有しておいたほうが良いので、東京メトロだけでなく、いろいろ利用して見ることをオススメします。是非、参考にしてください。