明日はリガク・ホールディングス(268A)の上場日です。東京メトロのIPOは無事に終わりましたが、もう一つの大型プライム上場ですね。これまでプライム市場上場銘柄は不敗という神話が続いているIPOですが、巨額のイグジットIPOで不安視されています。
・気配更新
上限値段:2,898円 気配更新:更新値幅63円、更新時間10分
下限値段:945円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
・注文受付価格の範囲 :315円~5,040円
それでは初値予想です(公募価格:1,260円)
1,230円(公募比: -30円/-2.4%)
読者予想平均値:1,348円 | 中央値:1,230円 | 補正値:1,306円
主幹事の引受価格:1,203.30円。
直前予想はBB時と同じく僅かな公募割れ予想としました。大手予想は忖度側は公募同値、良く当たる方も直前になり引き下げており公募同値の1,260円となっています。当方はBB時から、ここは厳しい結果になりそうと公募割れを示唆しましたが、それでもプライム神話・主幹事の実力などを加味して微割れから初日のうちに公開価格に到達する程度と予想していました。
直前予想では予想の値は同じですが、感触としてはもっと厳しい結果(さらなる公募割れから、公開価格復帰なし)まで十分あると感じています。なるべく早く売りたいという玉が多い中、わざわざ初値付近で買う必要もあまり感じない銘柄です。もし初日で大きく下げることがあれば、そのタイミングがチャンス程度でしょうか?
日取りも金曜日の上場で週末には国政選挙結果が出ます。選挙リスクがある中、IPOに積極的に攻める人も限られてきそうです。不安視されている銘柄が、どういったスタートになるのか?主幹事のお手並み拝見と行きたいですね。
上場時の価格設定が割高と感じるところですが、それでも技術力がある大企業のIPOは中長期的に伸びている銘柄が多いのも事実です。ところがリガクに関してはロックアップ(180日)が明けるとファンドの追加売りの懸念材料があるので、中長期を意識しても売り圧力を感じてしまうのが残念なところですね。