明日はラクサス・テクノロジーズ(288A)の上場日です。本日上場のユカリアは残念ながら引受価格が精一杯の公募割れとなりました。IPOの初値不調が続く中、明日はやや期待できる銘柄で、特に低位株というのが特徴的です。さすがに買いやすい銘柄ということで初値は上昇しそうですが、その後の動きにも注目ですね。
・気配更新
上限値段:647円 気配更新:更新値幅15円、更新時間10分
下限値段:211円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
・注文受付価格の範囲 :71円~1,124円
それでは初値予想です(公募価格:281円)
450円(公募比: +169円/+60.1%)
読者予想平均値:555円 | 中央値:551円 | 補正値:570円
主幹事の引受価格:258.52円。
直前予想はBB時よりは若干下げたものの450円と1.5倍より高い値で予想しました。特にロックアップで1.5倍の価格解除などがある銘柄ではありませんが、注目銘柄の一つですので目安になりやすい1.5倍ぐらいは超える初値に期待したいところです。なお、大手予想は350円や400円など控えめな予想になっています。
IPO地合いが考慮されて予想が弱気になってくる時期ですが、上場ラッシュになるに従って「強弱」の付きやすい展開は毎回のことです。本日上場のユカリアの影響が明日に続いたり、翌週に続くのは大きな地合いの変化程度で、銘柄別に見れば注目銘柄は伸びる可能性があるので気を付けて動向を追いたいですね。
大きな地合いの変化という意味では、このラクサス・テクノロジーズは当方12月IPOの中では唯一A評価にしています。初値が500円未満の水準で付くなら、初日の値幅制限は80円と小さいですので、たまには初日ストップ高張り付きなんて景色もみたいなぁと感じるころですね。
まだ12月上場ラッシュの本番にもなっていませんが、現状1勝2敗と苦戦中のIPO戦線です。かなり厳しい状況ではありますが、来週の大型のキオクシアをはじめ、なんとか無事に通過してほしいものです。