明日も2社同時上場となります。本日上場のZenmuTech(338A)が初日値付かずが持ち越しですので、実質3銘柄の同時値付けとなりそうです。もともと初値からという雰囲気がない2銘柄ですので、やや苦戦のスタートとなるかも知れません。
それでは、明日上場の直前予想です。
まずは、プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)から。
⇒プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のIPO新規上場情報
・気配更新
上限値段:4,485円 気配更新:更新値幅98円、更新時間10分
下限値段:1,463円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
・注文受付価格の範囲 :488円~7,800円
それでは初値予想です(公募価格:1,950円)
1,950円(公募比: 0円/0.0%)
読者予想平均値:2,872円 | 中央値:1,900円 | 補正値:1,917円
主幹事の引受価格:1,794円。
直前予想はBB時の予想を据え置いて公募同値の1,950円としました。もともと初値売りで利益が出るのか怪しい雰囲気のあるイグジット臭の強い銘柄です。地合い次第でプラスを考えていましたが、直前の風向きはイーブンな感じで読みづらいですね。主幹事野村證券ですので、引受価格の1,794円ではしっかり仕事をすると思いますが、初値が割れること自体は厭わないかも知れないので公募割れしても焦らないことでしょうか?
ひょっとしたら初日のセカンダリーが入りやすい銘柄になる可能性はありそうですが、短期間で急騰するような銘柄でもないので、IPOは短期だけという人は見てるだけということになりそうです。
ロックアップは価格解除なしの90日がかかっていますが、筆頭株主がジャフコですので逆に90日過ぎたら高い株価ならサクッと利確するのを前提に取り組みたいところですね。個人的にはこの手のIPOは「触らぬ神に祟りなし」「見て見ぬふり」ぐらいの感覚です。
次にトヨコー(341A)。
・気配更新
上限値段:1,679円 気配更新:更新値幅37円、更新時間10分
下限値段:548円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
・注文受付価格の範囲 :183円~2,920円
それでは初値予想です(公募価格:730円)
900円(公募比: +170円/+23.3%)
読者予想 平均値:792円 | 中央値:760円 | 補正値:792円
主幹事の引受価格:671.60円。
こちらも最終予想はBB時の予想を据え置いて900円としました。ただし、こちらも初値視点でどこまで注目を集めるのか不透明な部分もあります。公募付近や公募割れあっても全然おかしくありませんので、過度な期待は控えたいですね。逆に公募付近の700円近くならストック・オプションの行使価格と同じですので、上場するにしては評価が低い状態です。早売りするにはもったいない水準をは感じますね。
いろいろ加味すると結局は微増の900円ぐらいまでは買い手がつくとして判断しました。900円より下でもさっさと手放すか、目標価格まで我慢したほうがより利益になるか?セカンダリー判断はこの業種に対する思惑によって異なりそうですね。私は期待してはいるものの、そういう銘柄に限って市場では評価されないので相場感のない自分が期待しているということは反対方向に動きそうと謎な意識で見ています。
SMBC日興証券主幹事のIPOです。今年に入って今のところ日興さんの公募割れはありませんし、上場ラッシュも終盤でなんとか形にはなるでしょうかね。
以上、明日上場予定の2銘柄の直前予想を更新しました。
明日は3月末の権利明け日です。IPOではいつも3,6,9,12月あたりの権利付き最終日は、他の日よりも若干初値が弱まる印象がありますが、それ以外は通常の目線で良さそうで残り3銘柄、無事に船出を迎えてほしいですね。