2025年ゴールデンウィーク突入までの上場が全て終了しました。現在のところ5月以降の新規承認もでていませんし、ここで2025年前半戦のIPOの状況を振り返っておこうと思います。

【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

当方の過去のサイトは2001年からのデータを全て載せており、また現在値との差分も掲載してますので上場時だけでなく、上場後の中長期のセカンダリーの動きも一覧で閲覧しやすいと思うので活用ください。

【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)

分析版を利用すると「主幹事」「セクター」「吸収金額」などの括りでスクリーニング的な抽出も可能です。こちらを利用したほうが、セカンダリー分析などは活用しやすいかも知れません。

一例になりますが、例えばディフェンシブになりやすい食料品セクターなどは初値よりも、中長期で株価が徐々に伸びる銘柄が多いのがパット見で感じやすいかも知れません。他にもセクターごとに癖があったり、上場市場で癖を感じることも出来ます。逆のパターンで短期では攻めたいけど、中長期では持ちたくないセクターも非常に多いです。主幹事の信頼性なども調べていくと見抜けるかも知れません。

私は以前noteの方でセカンダリー戦略を書いていた(銘柄別)ことがあり、あまりに工数の多さと執筆の質などから現在は休止しています。コメントなどでセカンダリー考察を有料でもいいからしてほしいという内容もいくつか頂いたりするのですが、現状、過去のしんどさからやる気が出てこないのですぐには復活しないと思います。

黒澤|note

それでも、ちょっとしたテーマで書けることがあれば「テーマ記事」として書くことはあるかも知れません。ここ最近は、IPOの成り行き規制や仮条件設定の変化があった時期からのデータで変化が起きているところを分析していることが多いです。データ数も揃ってきたので、少しエッジを感じるところは紹介できるかも知れません。

あの時期からはIPOは初日だけでなく2~3日目の動きも含めて見る必要が増えましたね。やはり初値や初日の動きに対しては成り行き規制は影響が大きいと感じています。

【IPOサマリー】2001年以降のIPO情報を一覧、グラフ表示

さて2025年のIPOですが、現状は平均騰落率を見ても分かるように過去5年で見ると前年同様、あまり初値は暴騰していないというのが伺えます。それでも勝率でみるとかなりの好成績で初値はプラスとなっており、コツコツと利益を積み重ねることが出来た状況だったというのが分かりますね。

4月にはトランプ関税で相場が急変動しましたが、IPOはそれほど影響を受けませんでした。当方はもともとC級評価だったのと、個人的にも一休みしたい時期だったので様子見姿勢を貫きましたが、結局はC級レベルで評価できるものは公募割れのリスクはあっても、総合的には利益になるチャンスだったと反省しています。

次のIPOラッシュは6月になるでしょうから、GW明けの5月中旬ぐらいからは新規承認ラッシュになるでしょう。しっかりと充電期間を設けて、2025年もIPOでガッツリ稼げる体制を築きたいですね。GW明けまでは無理せず、投資本でも読みながら良いアイデアなどないか調べてみたいと思います。

U-NEXTの書式ランキングを見るとU-NEXTを株主優待で楽しんでいるような人たちがポイントで買ってやろうとしている人気本が出てくるようですね。「予言系」「投資系」「競馬」「万博」「仕事」「自己啓発系」と内容が偏っているのか?最近は本を読む人たちはこういうのが人気なのか?ランキングは参考になって良いですね。