2025年6月のIPOが出揃いました。今年は5月IPOはなく、6月IPOも20日がスタートとかなり間が空いてからのIPOスタートとなります。IPOが出てない間に、証券会社のオンライン取引の不正取引問題などがあり、どうも混乱期を感じるものの、多くの証券会社の対応も6月中にはスッキリするかも知れません。6月下旬から始まるIPOは無事に進んで欲しいですね。
【IPOカレンダー・一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
2025年6月のIPOの特徴としては、上記カレンダー表記を見ても分かるように月の後半に偏りました。同時上場は最終日の2社同時上場にとどまり、上場ラッシュと言うほどの混み合い方ではありません。しかしながら、一つ一つの銘柄の吸収金額が大きいため連日数十億~数百億の吸収金額をこなすという状況です。グロース市場の上場維持基準などの問題もありますし、今後IPOは比較的売り出し数が多く、上場時の時価総額が高めのものが増えるかも知れませんね。
これは初値高騰はしにくくなる状況にはなりそうですが、一方で公募売出株は手に入りやすくなる可能性です。一撃必殺はあまり起きないけど、マイルドにプラスを積み重ねて利益を得られる展開になるかが注目です。
現在の6月IPOの初値予想やBBスタンスの評価の状況です。B~Dで微妙から消極的参加という雰囲気の銘柄が多くなっています。ここに直前の地合いなどを考慮して仮条件発表後にBBスタンスを改めていきたいと思います。
4月IPOから間隔が空いたため渇望感があるのではないか?と感じるものの、まだまだ様子見相場という雰囲気もあります。4月のIPOの結果を見た感じでは、多少様子見でもやっぱりIPOという結果が多かったですので、深く考えすぎないで前向きに楽しみたいところではあるかも知れません。