GMOクリック証券の株式取引手数料が現物・信用ともに無料化されるようです。
ここ最近、GMO系の上場銘柄の株主優待でGMOクリック証券の取引手数料のキャッシュバックがなくなっており、個人的には「これは取引手数料の無料化を予定しているのでメリットが無くなるからでは?」と思っていましたが、多くのキャッシュバック優待がなくなったところでリリースしてきましたね。
GMOクリック証券は9月から、日本株の売買手数料を全面的に無料にする。主力の外国為替証拠金(FX)や差金決済取引(CFD)に加えて、株の取引でも顧客基盤を広げる。国内の大手ネット証券会社による無料化は、23年秋に導入したSBI証券と楽天証券に続いて3社目となる。
GMOクリックは9月1日の約定分から、日本株の現物取引と信用取引の両方で売買手数料を無料にする。投資信託も販売手数料のかかる18銘柄で無料にする。(日本経済新聞より)
GMOクリック証券はこれまでは株主優待のキャッシュバックがあることで、穴場の一般信用在庫確保ができる証券会社としてオススメしてきました。
株主優待クロス取りにGMOクリック証券がオススメの3つの理由
今後はひと手間がなくなることで、GMOクリック証券でも争奪戦が過熱してしまうかもしれません。6月12月優待の人気銘柄のマクドナルドやすかいらーくホールディングスなどは、他社では早めになくなるけどGMOクリック証券では手数料の関係なのか?在庫が余っていることが多かったですが、今後は状況が変わりそうですね。
しかし、取引手数料が完全無料化されることでSBI証券、楽天証券に続いて幅広い方に取引手数料を気にすることなく使われる証券会社になっていきそうです。今後はより複数の証券会社の一般信用の在庫情報を観察しながら、程よいタイミングでクロス取引などを仕掛けるなんてことが必要になってきそうです。
証券会社9社(松井・三菱UFJ eスマ・SBI・楽天・GMOクリック・SMBC日興・マネックス・大和・岩井コスモ)一般信用売り建て可能銘柄リスト
個人的にはGMOクリック証券の取引手数料無料化は、株主優待で取引手数料キャッシュバックが削減されていく状況を見ていて恐らく実施されるのではないだろうか?と思っていました。2025年9月1日のタイミングで実施に踏み切るのはありがたいことで、SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券の3社はクロスコストとして取引手数料を気にせずに、金利コストだけで取得判断ができそうで幅が広がるのはありがたいかもしれません。
証券会社は不正取引からの2要素認証導入など、セキュリティ関連のアップデートが複雑に進んでいます。現状ですとSBI証券がデバイス認証をしていると毎回2要素認証しなくてもログインできるなど使い勝手も含めて、一歩進んでいます。セキュリティの強度と利便性の両方を担保してサービスを提供しないと使ってもらえなさそうで、ネット証券の運営も大変だなと感じます。
そこに取引手数料無料化まで実施してくれていますので、利用者としてはその美味しいサービスがある分、しっかりと利用してあげたいと感じますね!
9月に向けて、口座がない方は準備しておくことをオススメします!