4年ぶりのリートIPO案件、霞ヶ関ホテルリート投資法人(401A)の後期抽選型楽天証券の当落結果が発表されました。

霞ヶ関ホテルリート投資法人(401A)のIPO新規上場情報

結果は約27倍と久しぶりに高確率で当選するという状況です。リートにしては楽天証券への割当も多く2,857枚ということで、計算上は77,139口の申し込みがあったことになるので、人気が全く無かったというわけではありません。

しかしながら霞ヶ関ホテルリート投資法人(401A)は楽天証券では最大30口の申し込みが可能でした。30口を申し込んでいれば確率上は確実に1枚以上のゲットが可能な案件となっており、予想よりも公募口が取りやすかったリートIPOになります。

もともとリートIPOは公募口を手に入れて初値で売って儲かるような案件は少なく、そういう案件は非常に新規性が高いことがメリットになっている場合があります。数年前になりますが、例えばロジスティクス系が物流増加で盛り上がっていたときにロジ系第一号のリートIPOなどが登場すると、上場時に買われやすく初値売りでも多少利益が出る形です。

今回の霞ヶ関ホテルリート投資法人の新規性でメリットとなる部分は「デベロッパー系ホテル特化型リート」ということになりますが、強い新規性のメリットは感じづらいかもしれません。

また8月13日という上場日はアクセルスペースHDとも被っており、注目度の点でも苦しい船出になりそうで、現時点での当方の初値予想はほぼ公開価格付近での決着ということになりそうです。公募割れでは売りても少なそうですが、買い手も少なそうですね。

戦略としては9月のIPO上場ラッシュが来る前に公開価格比+5,000円ぐらいで、1枚あたり5000円のプラスになれば十分といったところでしょうか?

霞ヶ関ホテルリート投資法人(401A)のIPO新規上場情報

8月IPOはやはり注目はアクセルスペースホールディングス(402A)です。お盆の時期に「Go to the Moon」となるか?楽しみですね。