普段、REITIPOはあまり考察しないのですが、他のIPOも出てきませんし少し考察してみます。
【2016001】ラサールロジポート投資法人(3466)のIPO情報
鑑定NOI利回りは4.9%とのことです。スポンサーも信頼感がありますし高利回りに預けておくにはちょうど良い投資作に見えますが、なんといっても状況が微妙なので迷っている人も多いでしょう。
当方の読者初値予想も、大いに荒れた予想が増えている気がします!株が下がってイライラしている人も多いのかも知れまえん。
実を言うと2013年から連続して第一弾IPOがREITという状況です。4年連続になりますが、今まで全て公募割れせずにプラススタートでした。その為、楽観視していましたが状況も異なりますので少し考察します。
まずはここ5年間のリート指数の推移です。REIT指数は長期的には上り調子ですが2015年の年始をトップに下り気味ですので、ここ3年とは状況は少し違います。
過去3年間の第一弾REITのデータです。
2013年
コンフォリア・レジデンシャル投資法人 273億 B(6) 607,000(+10.4%)+57,000円
2014年
ヒューリックリート投資法人 702億 B(6) 122,000(+13.0%)+14,000円
2015年
ケネディクス商業リート投資法人 598億 B(6)260,500(+13.3%)+30,500円
3年とも10%程度の暴騰率で好スタートとなりました。私の評価もオールBの6ですね。
ラサールロジポート投資法人 1098億
さてラサールロジポート投資法人のブルベアを見ていきましょう。
ブル
- 例年同様の第一弾IPO
3年連続でいい結果ですので、ここは素直に過去のデータを当てにすべきでしょう。また一発目はやはりアノマリーがあります。
- スポンサー力あり
世界第大級の不動産投資会社です。REITのスポンサー力の中では上位に位置します。
- 物流リートの特化性
投資先が物流というのもやや特化性があって注目されるでしょう。以前、ヘルスケアリートの初上場の時もやはり注目度が高かったです。
ベア
- 地合いの悪さ
戦後以来の年始下落は気になるところで市場の冷え込みがどこまで回復しているか?気になります。
- 吸収金額の大きさ
1000億を超える吸収金額になり過去のREITよりも大きくなります。
個人的には今の市場の冷え込みのおかげで、取りやすいリートになっているのではないかと思っています。上場日は2月中旬です。その時期は多少回復傾向か?それとも更に下落しているか分かりませんが、ブックビルの時点では疑心暗鬼の人が多いでしょう。
そういう時に、逆に攻めておく姿勢も私はIPO成功の秘訣だと思っているので、今のところは市場の冷え込みを考慮しても5~6点評価にしそうです。BBスタンスは仮条件決定後に行いますが、他のIPOも出てきていませんので、自然と注目度は高まるのではないでしょうか?
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ぜひ今のうちに準備しておきましょう!