日経新聞にてロッテの上場観測について記事が載っていました。
ロッテホールディングス(HD)の佃孝之社長は17日、日本経済新聞の取材に応じ、コンプライアンス(法令順守)委員会を設置したことを明らかにした。2015年から経営の主導権を巡って創業家の対立が続き、昨秋には韓国事業を担ってきた創業者次男の重光昭夫副会長が韓国検察から背任・横領の罪で在宅起訴された。ロッテHDは非上場だが、最近は企業のコンプライアンスに対する消費者の目が厳しくなっている。足元の業績が好調ななか、コンプライアンス委員会の設置で経営の混乱を収拾し、成長戦略を推し進める考えだ。
創業者の長男で日本事業を率いてきた重光宏之前副会長は6月下旬の株主総会で、経営陣への復帰を求めている。佃孝之社長は「法令に沿って対応する」と述べるにとどめた。さらに「コンプライアンス委員会に託す案件がないように経営していきたい」と強調した。
検討している株式上場については「準備は順調に進行している」と語った。上場の際にどのような事業を含めるかといった詳細を詰めているという。
ロッテHDは菓子やアイスクリームの販売が好調で、2017年3月期の売上高は前の期比4%増の3500億円弱、営業利益は16%増の270億円だった。70周年を迎える19年3月期に売上高4000億円、営業利益300億円の目標を掲げるが「前倒しできる可能性も出てきた」(佃社長)。積極投資で業績拡大を目指すには、創業家の対立をいち早く収めることもいっそう求められる。(湯前宗太郎)
ロッテは巨大企業ながらまだ上場していません。予定としては菓子製造部門と販売子会社を統合して上場しそうで、主に小売部門での上場となるかもしれません。サントリーの時もそんな感じだった印象があります。
創業者の手腕で進めている企業というのは上場には慎重になりそうですが、それでもここまで上場に前向きということは、近いうちに出てきそうですね。
日本のロッテグループでの上場となれば実は、菓子事業意外にも色々あって「スポーツ事業のロッテマリーンズ運営」、「外食系ではロッテリア、クリスピー・クリーム・ドーナツ、銀座コージーコーナー」、「サービス系では不動産、物産、リース系」などある意味総合企業とも言えます。
ここまで来るとかなりの大型上場で東証一部で吸収規模も大きなものとなりそうです。
出てくれば大手の食品メーカー上場時「カルビーやサントリー」あたりと同じように話題のIPOとなりそうです。感触からすると間違いなく今後、上場に向けて動いてそうですので今のうちに準備しておきたいところです。
たくさんの証券会社の口座を用意しておくことで申し込みの幅が広がり(戦略の選択肢が増える)、当たりにくいと言われる希少IPOでも当選したり、大型IPOでは大量取得で利益を目指す道がひらけます。
是非、今のうちから対策を立てつつ、小型IPOもコツコツと申し込んでいきましょう!