いよいよ2018年のIPOも2月からスタートします。今年は最初のIPOがリートとなり、すぐに「世紀」の上場となりますが、毎年言われるのが年の最初のIPOはアノマリーがあるということです。
なんでも初物(セリとか)は、相場よりの高い値付になりやすいですがIPOでも初値で高い値付けが期待できます。果たして本当にそうなのか?当方の持っているデータで検証してみました。
IPO年始アノマリーの上昇率、損益、その後の値動きなどチェック
まずはリートを含めた結果になります。リートIPOがスタートだった年は2016年になりますが、ラサールロジポートというスポンサー力微妙なリートが登場していますが、結局はプラススタートとなっています。
その他、過去15年で引き分け一回の勝率93.3%と好結果です。
今回のリートIPOもスポンサー力や値付けの面で微妙感が漂いますが、それでもプラス発進は見込みやすい状況と感じます。
IPO年始アノマリーの上昇率、損益、その後の値動きなどチェック(リート除く)
リートを除いても勝率は同じく負け無しの結果になっています。更にここ数年は上昇率が高く2倍はもちろん4倍レベルの結果にもなっています。
現状IPOは好調となっているので、今回の世紀に関しても期待できそうです。
特に値ガサ案件になりますので、通常ならハイリスク・ハイリターンとみたいのですが、今回はハイリターンが強調されるような結果になる気配がムンムンしています。
上場日の2月まで好地合いが続くかは分かりませんが、過去のデータを見ているとやはり年始アノマリーはあるとしか言いようがないですね。ただ、本来であれば調子が悪いときでも年始だけはコソッと参加して貰うといった微妙時期のほうがアノマリーはありがたいところです。
なお、年始のIPOが好調の理由の一つにIPOの期間が空くという充電期間の意味もあります。IPOの結果を全て時系列にしたものを空き日数の大きい順に並べると面白い結果も見れます。是非参考にどうぞ。