来週の営業日は6月1日ということで4月スライド案件でねじ込んでこなければ6月IPOは6件ということになりそうです。4月のIPO中止ラッシュを考えれば丁度いい量のIPOが6月に行われることになりそうですね。
6月末は久々のスケジュールということで全体的に高評価になっています。4月に上場予定だったものも規模を縮小、価格設定を下げたことで買い得感が出ています。
さらに5月末の時点ではマザーズ指数などコロナ前の状況を回復しており、すでにバブルの声が聞かれるぐらい順調です。後は6月末までに地合いがどうなっているかですね。仮条件発表時にBBスタンスを更新していきたいと思っていますが、主幹事証券や穴場証券などは口座開設に時間がかかる時期ですので口座がない方は準備しておいたほうが良いでしょう。
IPO引受実績一覧。主幹事・幹事・裏幹事(委託幹事)実績数を掲載
引受証券一覧ページを眺めてみると一覧にのっていて○など付いている証券会社はもちろんですが、穴場証券としては松井証券や楽天証券が挙げられます。この2証券は2017年頃からIPOに注力するようになっていて徐々に幹事証券になることが増えていますので、IPO的には申込数とのバランスをみると一番穴場感を感じます。
IPO初値的には3社同時上場となる6月24日がいきなりの山場となりそうです。一番規模の大きいロコガイドが鍵を握りそうな予感ですね。
正直中止になった4月IPOでは上場押し切っていれば、初値高騰しそうな銘柄もいくつかあったと思います。緊急事態宣言が出ているのに上場どころではないと思われるところもあるので、一旦取り下げるというのも良かったと思いますが、問題なく上場できそうな銘柄は7月以降も「間隔を空けて」上場となってくれれば「密」にならずIPOファンとしては継続して楽しめるかも知れません。