先週火曜日からの怒涛の新規承認ラッシュ、3連休を使ってようやくある程度の一覧表や目論見書のちょっとした見出し部分の確認が終了しました。第一印象の評価まで作成しましたが、ややC~Bが多くなっています。ここから上場ラッシュが迫ってBB期間が始まる前に評価を上下してお伝えできればと思います。
特に新規承認時はそれほど過密スケジュールを織り込んでいませんので、今回の3月上場ラッシュはBB前の評価が変わりやすいと思いますし直前予想も変わりやすくなります。ある程度は過密スケジュールを織り込みながら考えたいと思っていますが、さらに直前に急激に地合いも変わるのがIPOの特徴です。
地合いの変化まで考えていると、評価がバラついて逆に分かりにくくなると思いますので、地合いの影響を受けて評価と大きく結果が変わった時は、それは行き過ぎという判断材料にもなればと思います。こういったずれは「セカンダリー戦略」でも使えますね。上場ラッシュと言えば、ラッシュ後の見直し買い・循環物色相場です。特に乖離が激しいと感じるものを狙ってみるのも良さそうですね。
当方のページではカレンダー表記でIPOリストを載せているページも存在します。
【IPOカレンダー・一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
上記ページでは「各日にちの全銘柄の吸収金額合計値」を載せているのが便利です。複数の銘柄ではなく吸収金額の大きさで見たほうが、買い分散の影響を感じやすいですね。
- 3月21日(2件、約414億)
- 3月22日(1件、約6.2億)
- 3月25日(1件、約6.1億)
- 3月26日(4件、約130億、ソラコムが注目で煽りが出そう。)
- 3月27日(3件、約52億)
- 3月28日(2件、約40.6億)
- 3月29日(1件、約58億)
どうでしょうか?トライアルが最初に予定されているのはラッキーかも知れませんね。後は3月26日以降が少し吸収金額が大きいものが増えているので、ここらでババ抜き合戦となるかもしれません。一方で地合いが良ければ、この程度の吸収金額など気にしない相場になっているかも知れません。
現時点ですが、3月21日から29日まで7営業日連続で上場予定です。この間には3月末の権利日もまたぎますので、3月末のIPOは特に買いが思ったよりも入らないということが起きやすくなっています。いずれにしても数が多いことは良いことで、うまく立ち回って3月IPOで利益を積み重ねることができれば良いですね。
IPO引受実績一覧。主幹事・幹事・裏幹事(委託幹事)実績数を掲載
主幹事証券は主要なところから万遍なく出ていますが、個人投資家好みのSBI証券主幹事が4銘柄もあります。
SBI証券でIPOをゲットできるかがキーポイントの一つになりそうです。