12月に入り、IPO何でも来いの状況は一変しつつあります。
2013年度はREITを除き、まだ公募割れ銘柄はありませんがどうなるでしょう?
ちなみに当方2003年度からのIPOの全データを分析していますが、2003年度以降で公募割れがなかった年はありません。
【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)
2005年度がIPOの景気のいい波のMAXとして158銘柄で3銘柄の公募割れがありました。
ちなみに、その一つは東京スター銀行で銀行業です。東証1部で909億という大型上場でした。少なくとも今の流れを見ていますと足利HDは公募で申し込んでも大幅な利益が出ることもないので回避できる人は回避する人が多そうです。
一方、良い点を見ますと・・・
予想されたよりも売出数を減らしたことで、公募株のみの募集、そして266億円程度と予想より吸収金額を下げたところだと思います。割安面から見ると妥当ですが、個人的には配当性向がもう少し上がれば、持ってもいいかなという人が増えたのになと思っています。
ブックビルディングの状況ですがネット申し込みの通し番号で見るといまいち申込が伸びているように見えませんので、多くの証券会社で当選できると思います。
マネックス証券,SMBC日興証券の申込番号が参考になります。
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↑ブログ村ではIPOストライカーさんがいつも直前の申込番号をチェックしているので参考になります。
その番号を見ても、注目度と規模を合わせてみて申込はあまり多くない感触です。
大手予想会社のレポートなどはこういう時はセールストークもあるので、自分の感触のほうが頼りになります。
そういう意味で公募割れの可能性も高くなっていますが、割れない可能性も五分五分程度だと思っています。もうここまで行くと抽選で頑張って当てるほどの価値はないのかもしれませんね。
全部当たりくじが入っていて「500円OFF券」のような結局、商品を買う必要があるんかい!というようなくじびきのイメージです(服屋さんの店頭なんかでよくやってます)。