12月18日の上場銘柄も初値絶好調の結果でIPOバブルを意識するような展開ですが、初値後の値動きはやや厳しいものとなっています。そろそろ買い疲れ感も出てきそうですので、初値に影響してくるかもしれません。
明日は不動産セクター2銘柄の上場予定になります。
まずは、SREホールディングス(2980)から。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:6,100円 気配更新:更新値幅133円、更新時間10分
下限値段:1,988円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:2,650円)
2,650円(公募比: 0円/0.0%)
読者予想平均値:3,220円 | 中央値:2,710円 | 補正値:2,814円
主幹事の引受価格:2,451.25円。
仮条件の引き下げから見てもとれるように、どうも大口からの引き合いが弱そうな銘柄です。よく当たる予想会社の直前予想は公募割れ予想。かなり評価は厳しく見られていますね。私は公募同値としましたが、上場ラッシュ中は強弱が出やすいので、弱い結果なら公募割れも仕方のないところかもしれません。
SMBC日興証券主幹事案件は大型でしっかりとした初値を何件か出してきたので、ここで公募割れとなっても公募組は仕方なしと大目に見てくれるかもしれませんね。
個人的には事業内容は面白いと思っています。ただ、やはり公開価格が不動産業として考えると高すぎますので、落ち着いたところではチェックしたい銘柄ですね。
次にランディックス(2981)。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:3,750円 気配更新:更新値幅82円、更新時間10分
下限値段:1,223円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,630円)
2,500円(公募比: +870円/+53.4%)
読者予想平均値:2,536円 | 中央値:2,440円 | 補正値:2,536円
主幹事の引受価格:1,499.60円。
こちらも不動産テック系ですが、技術内容自体は富豪層の住宅市場のビッグデータを見やすく表示しただけに見えます。ただ、需給面・買いやすさなどで上回りそうです。直前予想は強弱の強のほうが出るとして若干引き上げて2,500円としました。
心理的にも2,500円が抵抗線ですが、今日までのIPOの勢いが乗ってくるなら2500円を超えていくかもしれません。大手予想会社系の予想も2,500円で揃いましたので、抵抗線より逆に支持線的な安心をもたらしてくれそうです。
いずれにしても小型マザーズ案件を12月に一つでも手に入れておけば、嬉しいボーナスになった今年の12月IPOです。明日も楽しみに寄りの状況を確認しましょう。
以上、明日上場予定の2銘柄の直前予想を更新しました。
上場ラッシュウィークも折り返して、後2日になります。いずれも複数上場ですが、今年は本当に強い状況が続いてますね。どうも2019年のIPOは雰囲気が悪かったので、最後の最後にいい形で締めくくれそうです。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
あっという間に今年もあと2週間を切ってきました。来週のクリスマスウィークのIPOまで気を抜かずに頑張って、良い年末年始を迎えたいですね。