明日は松屋アールアンドディ(7317)の上場があります。4月は多くの銘柄が上場中止になっている中、この銘柄を上場まで持ってきたところに不可思議なところはありますね。吸収金額が7億以下と小型なところで主なプレーヤーの主幹事がどう対応するかでしょうか?

松屋アールアンドディ(7317)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:2,093円 気配更新:更新値幅46円、更新時間10分
下限値段:683円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:910円)
790円(公募比: -120円/-13.2%)
読者予想平均値:900円 | 中央値:850円 | 補正値:874円

主幹事の引受価格:837.20円

直前予想は最終的に引き受け価格割れと予想しました。吸収金額の小ささから引受価格で止まるとも考えられるのですが、ここに来て自動車産業の操業停止がニュースになってきて、さらに投資マインドが落ちる分野になります。何を持ってこの銘柄を買うのか分からない状況ですね。

地味系銘柄で公開価格は仮条件の下限で決まっています。野村證券お得意のKYな見込みでの上場ですのでかなり事態は厳しいですね。指標上の予想PBRなど1倍割れとなりそうですが、自動車関連産業の先行きを考えると、かなり厳しい見込みになり業績予想の下方修正も免れないでしょう。

非常に厳しい中での上場はやはり歓迎されませんね。

【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

直近IPOも初値からさらに下げているものが多く、回復の兆しも余り見られません。それよりも下がっている中、さらに下げてもおかしくないぐらいです。下げた中、放置されているものが多く、ある程度買い意欲が回復するまではIPOは厳しそうです。しかも、IPO銘柄に買い意欲が返ってくるには、地合い回復の最後の最後になるのではないでしょうか?

今は静かに、他のことをしながら時を待ちましょう!