明日は3社同時上場となります。前日上場銘柄は初値は2勝2敗となりました。そのうちの1勝はリートですので、実質IPOは負け越しです。
かなりIPO地合いは悪い状況と見て、明日上場銘柄の初値予想も引き下げています。それにしても全然当選しないIPOで結果はマイナスって酷いですね。立会外分売のほうがマシに見えてきました。
まずは、ドリームベッド(7791)から。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:3,360円 気配更新:更新値幅73円、更新時間10分
下限値段:1,095円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,460円)
1,500円(公募比: +40円/+2.7%)
読者予想平均値:1,710円 | 中央値:1,620円 | 補正値:1,643円
主幹事の引受価格:1,350.50円。
直前予想は引き下げつつもギリギリプラス初値予想としました。東証2部上場銘柄は良くも悪くも公募付近という印象で、今の悪い地合いでもあまりブレは出てこなさそうです。前日はリートだけが安定していましたので、こちらも安定した結果になって欲しいですね。
野村證券主幹事案件です。前日のペイロールは公募割れとなりました。初日で公開価格を超えることもなかったので、強気値付けが腹立つ人も多いかもしれません。
正直、ドリームベッドも微妙銘柄ですので公募割れしても全く不思議ではありません。
次にアイドマ・ホールディングス(7373)。
⇒アイドマ・ホールディングス(7373)のIPO新規上場情報
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:4,440円 気配更新:更新値幅97円、更新時間10分
下限値段:1,448円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,930円)
3,300円(公募比: +1,370円/+71.0%)
読者予想平均値:4,376円 | 中央値:4,250円 | 補正値:4,434円
主幹事の引受価格:1,775.60円。
同日上場のアイ・パートナーズフィナンシャルに注目度を持っていかれて初値苦戦しそうな銘柄です。そのため、直前予想は大きく引き下げて3,300円としました。DX・営業支援系のIPOはこのところ数が多く、花形ながら既視感も出てきて新規性を感じづらくなっています。
期待するほどの初値高騰しづらい環境だとは思っています。初値以降しばらく苦しくても、どこかで注目されて伸びる可能性は業績の伸びをみるとありそうですね。
規模感が中規模で公募当選者も多いと思いますので、1枚あたりの利益がそこそこ出てほしいですが10万以上プラスになれば、今のIPO地合いでは十分と見ましょう。
最後に、アイ・パートナーズフィナンシャル(7345)。
⇒アイ・パートナーズフィナンシャル(7345)のIPO新規上場情報
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:7,180円 気配更新:更新値幅160円、更新時間10分
下限値段:2,340円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,720円)
8,800円(公募比: +5,680円/+182.1%)
読者予想平均値:15,721円 | 中央値:13,500円 | 補正値:17,671円
主幹事の引受価格:2,870.40円。
6月で最注目になるであろうSBI証券主幹事アイ・パートナーズフィナンシャルです。直前初値予想は初日値付かずも1万円到達しない予想としました。SBI証券主幹事は前評判が総じて高くなりやすいですが、ここはどうでしょうか?もちろんまだ1万円超えの目もあると思っています。IPOチャレンジポイントを使って取った人のためにも派手な初値を期待したいです。
初日値付かずだと翌日の4社上場に被ります。今のIPO地合いだと6月24日上場銘柄の方が煽りを受けて初値が弱くなる可能性がありますね。
以上、明日上場予定の3銘柄の直前予想を更新しました。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
ついに2021年のIPOでも公募割れ銘柄が出てしまいました。ただ、明日は全銘柄公募割れは回避という予想です。初値が悪い傾向のIPOはやはりファンドのイグジット臭がするIPOですね。今後も警戒しながら参加スタンスを考える必要がありそうです。