明日は6月の大トリ、プラスアルファ・コンサルティング(4071)の上場日です。単独上場になりますが、この6月はIPOはずっと弱気状況でしたので期待値は薄そうです。
野村證券主幹事の大型案件。野村さんの案件は6月はかなり微妙な初値ばかりですので、ここも第一印象時からは大幅に初値予想は下げないといけませんね。
⇒プラスアルファ・コンサルティング(4071)のIPO新規上場情報
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:5,290円 気配更新:更新値幅115円、更新時間10分
下限値段:1,725円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:2,300円)
2,850円(公募比: +550円/+23.9%)
読者予想平均値:4,251円 | 中央値:4,100円 | 補正値:4,251円
主幹事の引受価格:2,139円。
直前予想は今の状況では大きく引き下げて2,850円としました。もともとは大型でも業種などの期待から2倍ぐらいなんて第一印象でしたが、今のIPO地合いではそんなことは言ってられませんね。3,000円ぐらいが目途になりそうです。
なお、野村系のVC保有が1.5倍価格でロックアップ外れますので主幹事的にもそこまで株価伸ばしたいと思っているかもしれませんが、そう簡単に買いが入る状況に見えないので、ロックアップよりかなり手前の初値を予想しています。
そうなるとセカンダリー勢は1.5倍の3,450円までは短期的な買い場かもしれません。6月の最終単独上場でもありますし、安くつくなら乗りたいところというのが本音ですが、果たして思惑通りに行くでしょうかね?
野村證券主幹事案件では公募割れが3件ありましたが、そのうちペイロールとアルマードは一時買われる場面もありました。6月IPOで見直し買いなど選別するなら、ここがロックアップ解除にも到達しないような安い値ならと言いたいところです。
6月IPOが最後まで弱気で終わってしまうと、7月のIPOも果たしてどうなの?という人が増えそうですね。ただ、Cレベルの微妙な銘柄は少ないですね。B評価でも公募付近の憂き目はありそうです。