明日はCINC(4378)の上場日です。前回の上場からは約2週間ほどタイミングが空きました。振り返ると公募割れの後のIPOで、直近3銘柄はすべて公開価格を割ってしまっています。そういった状況ではありますが10月最後のIPOということでなんとかなりそうな雰囲気の前日の情勢です。

CINC(4378)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:7,090円 気配更新:更新値幅155円、更新時間10分
下限値段:2,310円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:3,080円)
4,600円(公募比: +1,520円/+49.4%)
読者予想平均値:5,066円 | 中央値:4,820円 | 補正値:5,066円

主幹事の引受価格:2,833.60円

最終初値予想はBB前予想よりは少し引き下げることにして4,600円としました。大手予想のレポートでは4,500円と揃っていて目安になりやすい絶妙なラインが4,500円なのでコンセンサスとして出しやすいですね。ただ、そこで予想しても面白くないので4500円から上か下かで考えた時に、BB前予想は強気で5000円としていたことから上で予想しました。

ただ、直近の公募割れなどの影響なども加味したら下の結果でも全然おかしくはないと思っています。公開価格が3000円超えのやや値ガサのIPOですので、とにかく騰落率で上がれば1枚あたりの利幅は大きくなりますので期待はしておきましょう。

こちらもSMBC日興証券主幹事のIPOとなっています。

2021年は若干ですが、野村證券や大和証券が元気ないところに、みずほ証券やSMBC日興証券がIPOの主幹事では頑張っているように思えます。もちろんネット証券ではSBI証券も好調です。

証券会社別のIPO割当、幹事実績年別グラフ

ipokanjirace

IPO幹事レースもグラフにして年別で追っかけてみると面白いかもしれません。

SMBC日興証券はIPOでもベンチャー企業系の銘柄が多く、評価の良い銘柄と悪い銘柄がハッキリしている印象です。しっかりと銘柄の中身もチェックして挑みたいですね。

黒澤が保有している全証券会社の特徴と感想を随時更新

11月のIPOも数はそこそこありますので、10月最後のIPOは好結果で年末に向けて良いバトンを渡して欲しいところです。