【12/20、3社IPO上場直前初値予想】JDSC(4418)、ＨＹＵＧＡＰＲＩＭＡＲＹＣＡＲＥ(7133)、グローバルセキュリティエキスパート(4417)

明日は3社同時上場となります。いよいよ過去最大級の上場ラッシュウィークが始まります。月曜日は3社とこれでも少なめで、さらに当方評価も全てB評価しています。明日は期待したいところですが、逆に言うと明日コケるとかなり厳しくなりそうです。

直前の気配は良くないですので、予想を裏切る形の良い結果のIPOがみたいですね。

まずは、JDSC(4418)から。

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段：3,865円 気配更新：更新値幅84円、更新時間10分
下限値段：1,260円 気配更新：通常の更新値幅・更新時間（3分）

それでは初値予想です（公募価格：1,680円）
1,850円（公募比: +170円/+10.1%）
読者予想平均値：2,784円 | 中央値：2,700円 | 補正値：2,869円

主幹事の引受価格：1,545.60円。

恐らく12月IPOでは1,2を争うレベルの注目度の業種のIPOです。「UPGRADE JAPAN」を旗印にしてるぐらいのAI系企業です。IPOで注目度の高いここが転けると他ももかなり厳しいと言えるでしょう。

しかしながら直前予想は大幅に引き下げて微増予想としました。1,850円の予想です。大手予想の一角ではなんと1,700円という予想になっています。このレベルの初値結果がJDSCで出てしまうと他のIPOは目も当てられないような惨状になりそうで怖いですね。

大和証券主幹事の案件です。フレクト、ネットプロテクションズと初値では良い悪いと来ているので、今度は良い結果になって欲しいですね。大和証券主幹事はJDSCとフィナテキストHDの上場が残っています。なかなか主幹事として大変そうです。

次にＨＹＵＧＡＰＲＩＭＡＲＹＣＡＲＥ(7133)。

⇒ＨＹＵＧＡＰＲＩＭＡＲＹＣＡＲＥ(7133)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段：5,980円 気配更新：更新値幅130円、更新時間10分
下限値段：1,950円 気配更新：通常の更新値幅・更新時間（3分）

それでは初値予想です（公募価格：2,600円）
2,800円（公募比: +200円/+7.7%）
読者予想平均値：3,611円 | 中央値：3,380円 | 補正値：3,611円

主幹事の引受価格：2,392円。

こちらも初値予想は引き下げて微増程度の2,800円としました。事業など、とても良い銘柄だと思っていますが、この状況で九州本店の小売業セクターという見方になると注目度でパットしないところがあります。落ち着いた初値でもいいので、とにかく公募割れは無きようお願いしたいところです。

吸収金額10億以下の小型IPOの結果まで崩れてしまうと、もうしばらくIPOは勝負できないイベントになってしまいそうです。

こちらはみずほ証券主幹事、規模感的にも公募当選者は少ないので需給面では有利ですね。

最後に、グローバルセキュリティエキスパート(4417)。

⇒グローバルセキュリティエキスパート(4417)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段：6,440円 気配更新：更新値幅140円、更新時間10分
下限値段：2,100円 気配更新：通常の更新値幅・更新時間（3分）

それでは初値予想です（公募価格：2,800円）
3,000円（公募比: +200円/+7.1%）
読者予想平均値：3,758円 | 中央値：3,700円 | 補正値：3,798円

主幹事の引受価格：2,576円。

こちらも直前のIPO地合いを考慮すると直前予想は引き下げざる負えないとして最終3,000円予想としました。明日の3銘柄はとりあえず公募割れ無しで収まってくれればそれで良いですね。そして、どの銘柄かが注目されてストップ高など伸びる展開があれば、以降のIPO上場ラッシュに希望が持てます。個人的にはJDSCに注目が集まるのではと思っていますが、こればかりは蓋を開けてみるまで分かりません。

業績業種など安定感はあるのに、「上場ラッシュに入ってしまっている＆IPO地合いの悪さ」をモロに受けそうな銘柄だと思っています。こんな状況に何故なってしまったのだろうというぐらい、やはり過密スケジュールを用意するのはやめて欲しいかもしれません。

こちらはＳＭＢＣ日興証券。12月のIPOラッシュで各主幹事銘柄がどういう結果だったかを後で総まとめしてみたい気分です。上場ラッシュが終わって年末年始にはしっかり振り返りたいところです。