明日は3社同時上場となります。もう1社ウェルネスコミュニケーションズが上場予定していましたが、早くから上場中止に。吸収金額が一番大きい銘柄が抜けたのは、他の上場銘柄に取っては好材料ですが、IPO地合いは正直厳しいままです。
強弱分かれる展開が予想されますので、不人気であったり注目度が低い銘柄は相当買いが少ないと覚悟しておいたほうが良いでしょう。
3社まとめて紹介します。
まずは、坪田ラボ(4890)から。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:1,081円 気配更新:更新値幅24円、更新時間10分
下限値段:353円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:470円)
700円(公募比: +230円/+48.9%)
読者予想平均値:775円 | 中央値:720円 | 補正値:794円
主幹事の引受価格:432.4円。
事業内容からくる明日の注目度No.1は坪田ラボになると思います。規模感や枚数からすると大手予想の600円あたりが挙げられそうですが、強弱分かれて強の部分が出やすいと見た分、若干引き上げて最終予想700円としています。忖度側の大手予想はなんと900円です。このレベルまで行くなら1000円のラインが見える展開になりそうですね。
SMBC日興証券4連戦の一発目です。いい結果を残して次につなげたいですね。
坪田ラボは関心の高い眼科関係の技術ですし、うまく黒字経営で研究しているのは評価できるでしょう。個人的にも公開価格が500円以下なら、上場時に参加したくなる水準と思うので頑張って欲しいですね。
上場して技術で世界にアピール企業になって欲しいですね。
次にジャパンワランティサポート(7386)。
⇒ジャパンワランティサポート(7386)のIPO新規上場情報
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:3,775円 気配更新:更新値幅82円、更新時間10分
下限値段:1,230円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,640円)
1,620円(公募比: -20円/-1.2%)
読者予想平均値:1,706円 | 中央値:1,670円 | 補正値:1,706円
主幹事の引受価格:1,508.80円。
こちらはやや地味な案件ですが、大きな吸収金額のIPOが一つなくなった分健闘可能性が出てきていそうですね。しかしながら、個人的には公募割れ予想を最終予想としました。寄り前まで厳しくて一気に値を切り上げて、初値が安く付いてから伸びるタイプを今のところ考えています。
大手予想は1700円と2300円でずいぶんと乖離した予想となっています。2,300円の予想が何かしらの根拠があって、それが当たるなら久しぶりにIPO忖度側の予想が参考になったと評価されそうです。
厳しい予想にしましたが、この微妙案件がしっかりとした初値をつけることは今後のIPOに繋がりますので頑張ってほしいとは思っています。
3つ目に、ホームポジション(2999)。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:1,035円 気配更新:更新値幅23円、更新時間10分
下限値段:338円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:450円)
414円(公募比: -36円/-8.0%)
読者予想平均値:501円 | 中央値:500円 | 補正値:501円
主幹事の引受価格:414.00円。
公開価格が仮条件の下限で決まった案件です。流石にここまで値が下がってスタートなら初値は盛り返すと判断しているのが大手予想で、公募価格よりは上を予想していますね。私は初志貫徹で引受価格が精一杯の414円予想としました。
先日の不動産セクターIPO、ヤマイチユニハイムエステートも厳しい結果になっています。今回もいちよし証券主幹事(2022年でIPO取り扱い停止を宣言)で不動産会社の駆け込み上場感は否めません。全く公募参加者からの人気がないのを露呈しているのに上場時に買いが入るイメージが湧かないのが、公募割れ予想の決め手です。
それにしても、こちらに関しては公募組も見られませんので閑散相場になることは間違いなさそうですね。
以上、明日上場予定の3銘柄の直前予想を更新しました。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
いよいよ6月末のIPOラッシュが始まりますが、全然トーンが上がってきませんね。この6月末のIPOは強弱のどちらに出るかを微妙な銘柄揃いの中で見極めるというのがメインテーマになりそうです。厳しい環境の中でもプラスになれるように動きたいところです。