明日、2社同時上場予定です。本日のIPOは3社同時ですべてが公募割れというなかなかない残念な結果となりました。いずれも微妙銘柄ではあったものの全滅は珍しいですね。明日は若干安心感がある評価になりますが、初値に関しては期待度が下がるのは仕方ないところでしょうか?
まずは、BTM(5247)のから。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:3,450円 気配更新:更新値幅75円、更新時間10分
下限値段:1,125円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:1,500円)
1,950円(公募比: +450円/+30.0%)
読者予想平均値:2,559円 | 中央値:2,250円 | 補正値:2,559円
主幹事の引受価格:1,380円。
岡三証券主幹事のIPOです。決して悪くないIPOなのですがこれと言って目玉感も感じません。今のIPO地合いで言うとそこそこのプラススタートで始まりそうです。最終予想は2,000円手前の1,950円としました。大手予想は2,000円超え、もしくは2,000円となっていますがそこまで行く元気があるかですね。
12月上場ラッシュで一気に3社の公募割れを出して、その後セカンダリーならという銘柄も出てきてない中でBTMに注力が集まる要素は少し薄い気がするので、とりあえず様子見感が強いですね。
岡三証券主幹事なので、岡三での当選はもちろんのこと岡三オンラインでも配分があったと思います。少しでも良い小遣いになって欲しいですね。
次にELEMENTS(5246)。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段:368円 気配更新:更新値幅8円、更新時間10分
下限値段:120円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
それでは初値予想です(公募価格:160円)
232円(公募比: +72円/+45.0%)
読者予想平均値:311円 | 中央値:300円 | 補正値:307円
主幹事の引受価格:147.20円。
BB前の初値予想は300円でしたが、IPOイケイケ感がなくなってしまったことで初値で300円行ける気が全くしなくなっています。さらに1枚あたり50円を超えれば十分ぐらいに見えるので232円と直前予想は大きく引き下げました。それでも流石に買いやすいので公募割れはないでしょう。
初値が200円近くならば、セカンダリー的にはかなり仕掛けやすい気がします。ロックアップの掛かりであったり規模感を考えてもマネーゲームするならここでしょう。IPOスケジュールを振り返っても明日はここが勝負になるかどうかで、もう一つオーラスが29日に残るだけです。IPOらしい展開に期待したいですね。
主幹事はみずほ証券。幹事証券も少ないし、かなりのダウンラウンド上場など異質なIPOには違いないのでリスク・リターンをよく考えて参加したいですね。
以上、明日上場予定の2銘柄の直前予想を更新しました。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
2022年のIPOも残すは後3つ。結局12月の上場ラッシュが全部無事にとは行きませんでしたが、2021年に比べればマシな状態かもしれません。それ以上になんというか増税とか金利引き上げとか不景気突入しそうな世の中が辛いですね。