明日はオルツ(260A)の上場日です。IPOは10月に入って公募割れ2連続の状態です。そこに来てAI系とはいえ赤字のまま上場という銘柄、そして吸収金額もやや大きめでどうなるか?試金石になりそうです。

オルツ(260A)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:1,242円 気配更新:更新値幅27円、更新時間10分
下限値段:405円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

・注文受付価格の範囲 :135円~2,160円

それでは初値予想です(公募価格:540円)
650円(公募比: +110円/+20.4%)
読者予想平均値:725円 | 中央値:720円 | 補正値:750円

主幹事の引受価格:496.80円

直前予想はBB時予想よりも引き下げたもののプラス予想としました。このところC級レベルのIPOの結果が軒並み悪く強気にはなれないところですが、話題性の高いIPOも買いが来ないとなればいよいよIPO冬の時代を感じさせます。腐ってもIPOという意地を見たいですね。

なお大手予想ではよく当たるほうが520円で公募割れ予想、忖度側は650円でプラス予想と割れました。私は期待感も込めてプラス予想しており、ポジティブ思考側が当たるような展開を期待しています。懸念点としては吸収金額50億超えレベルのIPOに初値から買いがたくさん入ってくてくれるか?というのに尽きるでしょうか?AI系で面白いビジネスをしていることは間違いないので、こういう企業に投資したい機運が高まって欲しいところです。

公開価格540円は買いやすさでは強気になれます。直近のストック・オプションの発行価格851円や500円弱の評価がされているのは価格感的に安心感となるかもしれません。公募割れしても下値不安が少ないと見られて公募組が売るのを渋れば自然と上方向に行く気はしますが、今の地合いですと、そう甘くはないかもしれませんね。

しかし2024年のIPOは初値視点だけで見ると、年始はめちゃくちゃ好調で6月ぐらいまではかなり状況が良かったです。6月の同時上場あたりから崩れ始めて、特にイグジット系のIPOが相場を崩した印象ですね。地方市場上場銘柄も元気がなく、とりあえずグロースでAIで注目であれば、今までも初値は崩れてないので、ここが公募割れだといよいよ色々危ないです。

オルツ(260A)のIPO新規上場情報