明日はキオクシアホールディングス(285A)の上場日です。2024年12月に入ってきた大型IPOです。話題性は抜群ですが、正直12月に大型IPOが入ってきて初値で良い結果になった記憶があまりありません。プライム上場ですので、上場後1ヶ月ぐらいは比較的安定的な株価推移が期待できる部分が買い材料でしょうか?

キオクシアホールディングス(285A)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:3,350円 気配更新:更新値幅73円、更新時間10分
下限値段:1,092円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

・注文受付価格の範囲 :364円~5,820円

それでは初値予想です(公募価格:1,455円)
1,390円(公募比: -65円/-4.5%)
読者予想平均値:1,630円 | 中央値:1,440円 | 補正値:1,462円

主幹事の引受価格:1,389.89円

直前予想は1,390円で公募割れとしました。当方はBB時から公募割れ予想としてD級評価ですので、BB時の数字より予想が下がっていますが、公開価格が仮条件の中間値で決まったことからその補正で下げている最終予想です。大手予想では良く当たる方(最近厳しい?)が1,400円の公募割れ、忖度側は1,455円の公募同値です。忖度側は基本的に最終予想で公募割れ予想がないのですが、文面の中に引受価格を記載している時は覚悟の数字を書いているのかも知れません。

主幹事の引受価格が1,389.89円ですので、1,389円には強力な買い支えが入ることは予想できます。公募組の手離れ感がどの程度なのかが予測が付きにくいですが、公開価格が仮条件の上限で決まってない時点で、上場後のこれ以上の需要に関しては価格次第になりそうなので、やはり初値公募割れが第一目線になりそうです。

一方で、12月IPOはファイントゥデイHDが上場延期になったことでプライム上場はこのキオクシアHD一銘柄のみ。明日の上場も単独上場で最注目の銘柄には間違いないので、初日の動きには注目です。まずは初日で公開価格の数字が見れるかどうか?ですね。もちろん予想とは違って初値プラスなんてことも十分ありえます。

キオクシアの上場が終わっても上場ラッシュは続きます。一旦のアク抜け感が出て、IPOの地合いも好転してくれれば嬉しいのですが、目立った注目銘柄もあまりないのが困りどころかも知れません。

キオクシアホールディングス(285A)のIPO新規上場情報