明日は山忠(391A)の上場日です。名証メイン市場への上場で、しかも不動産業セクターという注目度が低くなりそうなIPOですが、7月の最終IPOで、8月はお盆まで次のIPOがないことを考えると、プレイヤーは少なくとも多少の物色はあっても良いのではと考えています。
・気配更新
上限値段:5,980円 気配更新:更新値幅130円、更新時間10分
下限値段:1,950円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
・注文受付価格の範囲 :650円~10,400円
それでは初値予想です(公募価格:2,600 円)
2,800円(公募比: +200円/+7.7%)
読者予想平均値:2,869円 | 中央値:2,690円 | 補正値:2,869円
主幹事の引受価格:2,392円。
直前予想はBB時の予想を据え置いて2,800円としました。このIPOは大手予想会社の評価が別れており、良く当たる方は早くから評価が低く、最終評価も公募割れ(しかも引受価格割れ)となっています。一方、忖度側の予想は当方と同じく2,800円が最終予想となり微増予想となっています。これまでの予想会社の結果などを踏まえると、良く当たる方の危険視をしたいところですが、これだけIPOも悪くないのに初日から割安で買われないのか?疑問視しています。
藍澤證券主幹事のIPOですので、公募割れスタートとなる時は誠意の買いには期待できなさそうですので、中長期的に上場時に買っておいて、じっくり上がるのを待つセカンダリー作戦が使いやすいIPOにはなりそうですね。個人的には予想しているように公募割れにならずに、少しは高く始まると考えていて、そんなに甘く買えないとは思っています。
この手の不人気(注目度の低い)で怪しいIPOをB級評価しているので、初値から期待できると勘違いしてしまう人もいるかと思いますが、個人的には初値が公募割れでも狙い目という意味でのB級評価(公募価格自体は安いと判断)です。スケジュール面を考慮すると、初値から上る可能性もあると見ていて、それがなくても初値が安ければ買って、いつか高くなるために仕込みやすい銘柄ではないでしょうか?なお、動意づいて上がってくれたらさっさと売りたいとも思わせる銘柄でもありますね。