明日はミラティブ(472A)の上場日です。本日の最注目だったSBI新生銀行は初値プラスで始まり、その後も高い位置で株価が推移しています。一先ず峠をうまく超えた形になり一安心でしょうか？しかし、今週はあと2日上場が続きます。気を抜かずに見ていきたいですね。
・気配更新
上限値段：1,978円 気配更新：更新値幅43円、更新時間10分
下限値段：645円 気配更新：通常の更新値幅・更新時間（3分）
・注文受付価格の範囲 :215円～3,440円
それでは初値予想です（公募価格：860円）
830円 (公募比: -30円/-3.5%)
読者予想平均値：899円 | 中央値：870円 | 補正値：899円
主幹事の引受価格：791.20円。
直前予想ですが最終的には軽微な公募割れ予想としました。数字に深い意味はありませんが830円とします。NSグループが軽微な公募割れから初日で公開価格奪還ぐらいまでの緩やかな内容になると見ていましたが、結果は引受価格で決着、その後も決壊したかのような動きとなりました。こちらも残念ながらVCの出口案件で、この手のIPOの初値はやはり不調が続いています。ここも初値目線では不人気で公募割れしやすいと判断しました。
一方、事業の面白さや規模感ではNSグループには勝る部分もありますので、短期的に動意づくチャンスもあるとは思っています。個人的にはこの手の事業への興味が湧かないので評価する理由に乏しいのですが、私が苦手で評価しづらい銘柄が動意づいて上がることは良くあるので、穴場的な動きで騰がってくれれば、それはそれでIPOにとって良い流れになるので期待したいです。
せっかくなので勝手に名付けている12月微妙IPO四天王「NSグループ、SBI新生銀行、ミラティブ、パワーエックス」視点で見ると、やはり2勝2敗の初値結果で落ち着くぐらいで考えていて、残るミラティブ、パワーエックスではミラティブは単独上場という部分が恵まれてはいるものの、注目度ではパワーエックスの方が高いと見ていて、それが効いて初値視点ではパワーエックスの方を高めに評価しています。