業界2位の楽天証券と最大手のSBI証券が激しくやり合ってますね!
口火を切ったのは、業界2位の楽天証券だった。同社は今月13日、8月3日から、1回の取引成立(約定)代金が10万円までの現物株取引の手数料を、SBIより2円安い198円にすると発表した。これに、最大手のSBIは素早く反応した。同じ日の夕方、すべての取引金額で値下げを宣言した。
楽天は2日後、値下げ幅の見直しに踏み切り、SBIと同額にした。あからさまな対抗に、SBIも翌日、再値下げを発表し、攻守は再び逆転した。
17日には楽天が、SBIよりも安くする3度目の攻勢に出た。同社の楠雄治社長は「業界最安値という広告効果に期待したい」と強調した。
ここで決着がついたようにみられたが、SBIは連休明けの21日、10万円以下の取引の手数料を147円にするなど、正規手数料を最大26.5%引き下げ、すべての取引で楽天よりも安い手数料を提示した。
SBIは「これだけ低い手数料で利益を出せるのは、当社だけだ。業界最安値の看板はなんとしても堅持する」と楽天を挑発した。(フジサンケイビジネスアイ)
とにかく、業界最安値を取ろうと必死の防戦。
数日で利益の核となる手数料をこうも変えるというのは、
必死の決断だと思います。利用者には嬉しいですが、業者にとっては
厳しい戦いですね。
一方、他の大手ネット証券会社は
両社の一進一退の攻防を、手数料に割高感がある他の大手3社は静観している。「顧客に喜んでもらえるメニューをいくつか検討中」と、値下げ以外での対抗に含みを持たせるのは、auカブコム証券だ。
投資教育に力を入れてきたマネックスも、「手数料よりも、サービスの充実で差別化を図りたい」としている。松井証券は、日中に取引する時間がない会社員を取り込もうと、夜間の先物取引の普及に力を入れる。(フジサンケイビジネスアイ)
やはり手数料争いには加わりたくなく、他のサービスで違いを見せようとしています。
私たちとしてはIPOの取り扱いをもっと頑張って取ってくるとか
行ってくれるとアピールになりますよ~!と言いたい(笑)
現在のワンショットの手数料と新手数料を比較するとこうなります。
1注文の約定代金 | SBI証券 | 楽天証券 | ||
現行 | 新 | 現行 | 新 | |
~10万円以下 | 200円 | 147円 | 472円 | 150円 |
10万円~20万円以下 | 250円 | 196円 | 472円 | 200円 |
20万円~50万円以下 | 450円 | 362円 | 472円 | 370円 |
50万円~100万円以下 | 800円 | 647円 | 840円 | 660円 |
100万円~150万円以下 | 950円 | 774円 | 1,050円 | 790円 |
150万円~3,000万円以下 | 1,500円 | 1,225円 | 1,575円 | 1,250円 |
3,000万円超の場合 | 1,575円 | 1,294円 | 1,575円 | 1,320円 |
結局SBI証券が勝っていますね!戦略の出し損?
いやいや、ネット証券の手数料の安さが目立てば業界全体も
活気付いて欲しいと思います!