5月のゴールデンウィーク明けのこの時期は決算報告が続く時期ですが、同時に株主優待廃止銘柄が非常に多いです。
特に東証市場再編後、上場基準で株主数の基準が非常に緩くなっているので、広く浅く優待などを配って株主を増やす必要が薄くなっています。また、株主に公平に分配するという流れから株主優待ではなく配当を上げるという方向性であったり、業績が悪い状態で優待を餌に株を買ってもらうという方針は好まれない状態です。
昨年度からこの状況が続いていますが、今後も
- クオカード優待
- カタログギフト優待
- プレミアム優待倶楽部など他社ポイント系
の優待を提供している銘柄は、真っ先に優待廃止の可能性があると思っておいて良いでしょう。一方で自社のサービスに関連のある優待に関しては、自社サービスの宣伝にもなるので廃止にはなりにくいと思います。
株主優待の情報は野村IRさんのレポートが非常に見やすいですので活用できます。他の証券会社からも雑誌的なものがありますので、一年に一冊ぐらい何か手に入れておくと優待写真だけでも楽しめますね。
野村IRさんの出している長期グラフを見た感じでは2019年が銘柄数の天井で、コロナ禍もあったので減り基調となっています。コロナ禍では特に株主総会のお土産が随分と減らされたので、株主優待も同じように不公平な分配として取り上げられて減る可能性は今後も続いていくでしょう。
減っていくとはいっても過去10~20年ぐらいで見れば、まだまだ多い状態ですし、引き続き優待新設する企業もあります。特に自社で飲食サービスや商品を取り扱っている企業ならば、優待サービスは悪手にはなりませんので今後も期待できるでしょう。
うまく残っていくであろう株主優待を活用して、今後もお得を享受したいところです。
それほど気張ってないクロス取り戦績の年別の推移を見る限りではクロス取りなどの環境は変化はしていますが、特段酷くはなっていませんね。良くなり過ぎていて、少しは厳しい環境になっても仕方ないと見ています。今後も気軽に楽しく株主優待と関わることができれば満足ですね。